ものづくり補助金平成29年度製造業埼玉県

生産性向上による収益拡大のための横ピロー包装自動供給機の導入

株式会社喜多山製菓

この事例のポイント

  • 焼き上がったせんべいを従業員が手でラインに投入しており、人員がかかっていた。
  • 2019年に商品の包装工程へ横ピロー包装自動供給機を導入した。
  • 自動投入機の導入により、1日に包装できる商品の量が導入前に比べて大きく増加した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社喜多山製菓
所在地埼玉県 さいたま市北区
業種食料品製造業
技術分野製造環境,製造環境
従業員数97人
資本金1,200万円
設立1986年

事業の背景

片岡代表取締役が1985年2月にさいたま市でせんべいの小売りを始めたのが同社の始まりである。焼くせんべいと油で揚げるせんべいを製造している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能焼き上がったせんべいを従業員が手でラインに投入しており、人員がかかっていた。
  • 生産能力手作業では包装機の処理速度に人がついていけず、連続した処理が難しかった。

やったこと

2019年に商品の包装工程へ横ピロー包装自動供給機を導入した。焼き上がったせんべいを自動的にラインに乗せ、包装機にかけられるようにした。約数カ月のテスト期間を経て同年から本格稼働させた。新導入の自動投入機は、従来からある横ピロー包装機に増設する形で設置されている。自動投入機はせんべいを回転するローラーの吸盤に吸い付けて列を整えて包装機へ供給し、従業員が目視でせんべいの状態を確認して欠けたものは交換できる。包装機自体は1分間当たり最速300枚を包装する能力がある。

加工機横ピロー包装自動供給機

事業の効果

自動投入機の導入により、1日に包装できる商品の量が導入前に比べて大きく増加した。手作業でライン投入していた人員も省力化できた。従業員が目視で確認する工程は残しつつ、作業の流れが自動化された。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.0 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性2

    1985年の小売り開始や屋号に込めた理念は書かれるが、今回の自動供給機導入との一貫した事業戦略までは記述がない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    手作りの良質な材料や手間ひまをかけた商品を提供する姿勢がうかがえるが、市場や競合に対する強みの分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決4

    手作業投入の作業効率が250~300個から自動化で分間120~150枚へ、処理量は約1.8~2倍に増えたと数字で課題解決が示されている。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    処理量が約8割増えた実績はあるが、今後の付加価値額や賃上げに関する目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け2

    良質な飯米を使い手間ひまをかけた商品という特徴が語られるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは書かれていない。

  • 事業化までの道筋3

    約2か月のテスト期間を経て2019年に本格稼働し、回転数をさらに上げる余地がある点も述べられている。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    せんべい製造は一般的な分野で、手焼きの商品を高水準で差別化する点はうかがえるが、高付加価値化の裏付けは弱い。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果3

    1日の処理量が約8割増え、人員も省力化できたと書かれるが、補助金額と効果の比較は示されていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    さいたま市の地場の老舗菓子店として地域に根ざす姿勢はうかがえるが、地域経済への効果は書かれていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

現場の担当者は、ローラーの回転数を上げればさらに増やせる可能性があるとみており、習熟度をさらに上げていく考えである。

事業者の声

これからも良質な材料(飯米)を使い、手間ひまをかけた商品を提供していきたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。