しょうゆ多品種少量生産体制の構築
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
石井物産株式会社
成果洗浄工程の処理量 1倍→3倍
| 事業者名 | 石井物産株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県 五條市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 発酵 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1984年 |
従来の柿渋は品質と供給が安定せず、含有量0.05%程度でも柿渋配合をうたえる状況で、柿渋製造業者はその恩恵をほぼ受けていなかった。奈良県が特許を保有する奈良式柿渋は抽出時の工夫により高純度・高品質の柿渋製造が可能で、柿渋製品の乏しい化粧品・サプリメント分野への参入が見込まれた。当社は1965年創業以来、奈良吉野産の柿を使った和洋スイーツの生産・販売を行い、「柿の専門いしい」として主要駅・百貨店に直営店を展開している。
抱えていた課題
やったこと
遠心分離機・ドラム式乾燥機・粉砕機・真空機など、製造各工程に大型機を導入し、専門家の指導のもと製造工程の最適化を行った。量産化における最大のボトルネックであった洗浄工程は、遠心分離機の導入により処理量が約3倍になり、作業時間の短縮によって製造中の酸化も抑止できた。ドラム式乾燥機・粉砕機・真空機で粉末化したものを保存することにより、保管時の性質変化を防止し、保管場所や製品化時の効率化を実現した。
| 加工機 | 遠心分離機 |
|---|---|
| 加工機 | ドラム式乾燥機 |
| 加工機 | 粉砕機 |
| 加工機 | 真空機 |
新しい製品・サービス:奈良式柿渋を用いた化粧品・サプリメント分野向けの高純度柿渋
遠心分離機の導入で洗浄工程の処理量が約3倍になり、作業時間が短縮されて製造中の酸化も抑止できた。粉末化した製品を保存することで保管時の性質変化が防止され、保管場所や製品化時の効率も向上した。奈良式柿渋の量産体制が整い、柿渋製品の乏しい化粧品・サプリメント分野への参入が可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
柿の専門業者として柿渋の研究開発を継続し、自社栽培の敷地拡大も行っている点が事例に書かれており、過去の取組との一貫性が読み取れる。
奈良式柿渋の特許と化粧品・サプリ分野の乏しさに触れ、参入機会を述べるが、市場規模や自社の強みの数値的裏付けは薄い。
洗浄工程がボトルネックと特定され、遠心分離機の導入で処理量が約3倍になったと具体的な課題解決が示されている。
付加価値額や賃上げの目標値は事例に書かれておらず、わずかに量産化による効果がうかがえる程度である。
専門家の指導を受けたと書かれるが、人材や事務処理体制の具体的な記述は見当たらない。
高純度柿渋が化粧品・サプリメント分野に参入可能と述べ、品質の安定が選ばれる理由として整理されている。
酸化抑止や保管性質変化の防止など課題と対応は述べられるが、中長期のスケジュールや検証方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
柿渋は含有量0.05%でも配合をうたえる状況で、高純度品は製品の乏しい分野への参入を狙うと明記されている。
柿渋製造業者が恩恵をほぼ受けていない現状や地域産地のアピールに触れるが、経済波及や雇用創出の記述は薄い。
投資額や付加価値額の増加など費用対効果を示す数字は書かれておらず、処理量3倍の効果のみが読み取れる。
公開されている事例からは読み取れません。
柿渋の消臭・抗菌効果への注目や化粧品分野への参入に触れるが、日本経済の構造転換との関係は明示されていない。
奈良吉野産の柿を使い、地元産地のアピールや地域に必要とされる企業を目指すと明記され、地域の特性を活かす事業と読める。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
柿のブランド化の一助となるよう、高品質・高純度柿渋の研究開発・製造をはじめ、柿製品全般の開発に尽力する。生産体制も強化し、地域に必要とされる企業を目指す。
柿をステキな果物に
公式の事例集より(原文のまま)
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。