南部鉄器の表面処理プロセスの強化による納期短縮化
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
株式会社吉川国工業所
| 事業者名 | 株式会社吉川国工業所 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県 葛城市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | プラスチック成形加工 |
| 従業員数 | 95人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1959年 |
当社はプラスチック日用品雑貨の企画・開発から生産までを一貫体制で行うメーカーで、創業以来のノウハウと日産約30,000ショットのインジェクション設備を持つ。1980年代以降のデザイン戦略により、グッドデザイン賞を15年連続で受賞してきた。デザイン性が向上する一方で販路により価格差が生じたため、「like-it」ブランドを導入し欧米市場で好評価を得た。重要取引先の米国The Container Store(大手HC)への営業から、米国市場の玄関収納の考え方は国内と異なることが分かった。
抱えていた課題
やったこと
重要取引先の米国The Container Storeへの試作品提案に向け、シューグリッド(靴箱)の開発に着手した。米国マーケット視察と顧客レビュー分析により顧客ニーズを把握し、競合となる中国製商品を分析して差別的優位性を追求した。分析から明らかになった「拡張性」と「収納性」を実現するため、自由にカスタマイズ可能な構造とブーツ収納へのアレンジ対応を開発の3つのポイントとした。金型の構造や製作方法を微調整しながら繰り返し試行し、量産体制を確立した。
| 加工機 | インジェクション設備 |
|---|---|
| 金型 | シューグリッド(靴箱)用金型 |
新しい製品・サービス:プラスチック製シューグリッド(靴箱)
試作開発と金型の調整を経て量産体制を確立し、米国The Container Storeでの採用が決定した。アラ利率30%の価格設定、日米独中での知的財産権登録を経て、アジア・ヨーロッパ市場への拡大と国内販売に向けたプロモーション計画の策定に着手した。企業の総合力が顧客との信頼につながったと評価されている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来80年のノウハウや15年連続グッドデザイン賞など過去の取組は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは文章中で明確に示されていない。
米The Container Storeとの取引や中国製品分析、拡張性・収納性という強みを具体的に示し、競争優位の方向性が読み取れる。
アメリカ市場で玄関収納の考え方が異なるという課題認識はあるが、高付加価値化への計画の詳細は薄い。
アラ利率30%の価格設定や増産化の時期は示されるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。
95名の従業員、一貫生産体制、24時間の生産管理は読み取れるが、補助事業を担う人員配置の記載は薄い。
顧客ターゲットは米The Container Storeで、顧客レビュー分析や差別的優位性、パートナー評価97点など選ばれる理由が具体的。
平成26年5月の増産化、平成27年春の商談開始など時期と遂行内容が示され、課題解決の道筋も記載されている。
公開されている事例からは読み取れません。
プラスチック製シューグリッドで、アラ利率30%の価格設定や欧米での好評価など高価格化を図る方向が読み取れる。
アジア・ヨーロッパへの市場拡大や国内販売、日米独中の知財登録が書かれ、波及効果は一定程度うかがえる。
補助金額や付加価値増加の数値は書かれておらず、費用対効果はわずかにうかがえる程度。
リサイクル設備や環境配慮は書かれるが、先端デジタル技術の活用や新ビジネスモデルは読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
奈良県葛城市の本社所在地は読めるが、地域特性を活かした雇用や地域成長への言及は具体性が薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
平成26年5月目処に試作開発で使用した金型を生産転用して増産化し、平成27年春にカタログによる国内販売に向けた商談を開始する予定。平成27年6月のライフスタイルショーに向け新製品の提案方法を検討する。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃
ダイカスト部品を傷つけない「振動バレル条件の最適化法」を用い、群馬県立群馬産業技術センターと協業して、振動バレル研磨の条件を4つのパラメー…
効果:7~10%の生産性向上を達成