ものづくり補助金平成29年度製造業長野県

植物発酵原料のゼリー製品増産に不可欠な自動充填機の導入

パワフル健康食品株式会社

成果生産能力 100%→150%

この事例のポイント

  • スティックゼリーが通常の生産能力を大きく超える状況になっていた。
  • 平成29年度のものづくり補助金を活用し、トマトのゼリー専用の自動充填機を導入した。
  • 生産能力 100%→150%。新たな自動充填機の導入により生産能力が50%向上し、製造原価の低減も図られた。

事業者のプロフィール

事業者名パワフル健康食品株式会社
所在地長野県 上水内郡信濃町
業種食料品製造業
技術分野バイオ,バイオ
従業員数60人
資本金3,165万円
設立1982年

事業の背景

パワフル健康食品は、茸の生産・加工から機能性研究まで一貫して行う健康食品の総合製造受託研究開発メーカーである。手がける商品は約300種類に上り、その8割が企業へのOEMで占められている。乳酸菌発酵トマトのスティックゼリーはテレビの通販番組で人気が高まり、生産が追いつかない状況になっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力スティックゼリーが通常の生産能力を大きく超える状況になっていた。
  • 人手・技能原料生産面では製造能力が不足していた。

やったこと

平成29年度のものづくり補助金を活用し、トマトのゼリー専用の自動充填機を導入した。この設備は生産力を高めるだけでなく、トマトアレルギーを持つ人への配慮から、トマト専用に使用することにした。設備はすべて洗浄を徹底している。

加工機トマトのゼリー専用自動充填機

事業の効果

  • 生産能力 100%→150%

新たな自動充填機の導入により生産能力が50%向上し、製造原価の低減も図られた。アレルギー物質や異物混入のリスクも低減し、品質保証対応の負担が軽くなった。トマト専用の設備とすることで、アレルギーを持つ人への安全配慮も強まった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.7 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    霊芝栽培から細胞壁破壊技術、乳酸菌発酵食品へと事業を積み重ねた経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    特許取得や大学との共同研究、テレビ通販での人気が書かれ、強みはうかがえるが、競争優位性の根拠は具体的に示されていない。

  • 課題の認識と解決4

    生産が追いつかない課題を認識し、自動充填機で生産能力が50%アップしたと成果まで書かれ、課題解決と増産の関係が読み取れる。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    生産能力50%アップと製造原価の低減という数字が成果として示されており、目標の達成実績が読み取れる。

  • 事業を進める体制2

    従業員数60名や、ISO22000などの認証取得はうかがえるが、補助事業の遂行体制の具体的な記述はわずかにしかない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    テレビ通販で人気が高まり生産が追いつかない状況や、トマトアレルギー配慮という顧客ニーズが具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    今後の中長期の遂行方法やスケジュールは書かれておらず、わずかに増産後の成果がうかがえる程度である。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    農産物の乳酸菌発酵食品や細胞壁破壊による機能性成分富化は独自性がうかがえるが、高付加価値化や高価格化の数字は示されていない。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用2

    地元農産物の加工という地域への思いがわずかにうかがえるが、経済波及効果や雇用創出の具体的な記述はない。

  • 費用対効果4

    投資により生産能力が50%アップし製造原価も低減したと書かれ、費用対効果の結果が数字で示されている。

  • イノベーションへの貢献2

    細胞壁破壊技術や大学との共同研究はあるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    信濃町の地元農産物を加工する取り組みが書かれ、地域の特性を活かした事業であることは読み取れるが、雇用や成長の数字はない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。