回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社薄井商店
| 事業者名 | 株式会社薄井商店 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 大町市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | 製造環境,バイオ |
| 従業員数 | 7人 |
| 資本金 | 1,800万円 |
| 設立 | 1906年 |
薄井商店は1906年創業の老舗酒造メーカーで、大町市の酒蔵で大北地域の契約栽培米にこだわった代表ブランド「白馬錦」を製造している。全国新酒鑑評会では過去4度金賞を受賞し、ロンドン酒チャレンジでも5回入賞するなど国際的評価も高まっている。日本酒消費量は減少が続く一方、特定名称種(高級酒)の人気が高く需要が伸びている。
抱えていた課題
やったこと
麹造り工程において均一かつ緻密な温度管理を可能にするパネルヒーターを導入した。またアルコールの計測・分析を自動で行う分析器を導入し、従来人手に頼っていた分析作業を自動化した。これにより高品質な麹を安定的に製造できるようになり、分析精度が向上した。分析にかかる人員と所要時間も大幅に削減し、より効率的な生産体制を構築した。
| その他 | パネルヒーター |
|---|---|
| 検査測定 | アルコール計測・分析器 |
海外で受賞した銘酒「白馬錦」のさらなる品質向上と安定的な生産体制を実現した。麹の温度管理と分析工程の改善により高品質な麹を安定して製造でき、分析精度が向上し、分析の人員と所要時間も大幅に削減された。拡大する高級酒市場のニーズに応える基盤を築くことができた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業1906年の老舗で代表銘柄「白馬錦」の品質向上を図る取組と読めるが、過去取組との連続性や経営戦略上の位置付けは明記されていない。
全国新酒鑑評会の金賞数全国1位やロンドン酒チャレンジ5回入賞など強みは示されるが、市場動向との関係付けは薄い。
分析の人手・所要時間の大幅削減とあるが数値はなく、課題認識と高付加価値化への結びつきはわずかにうかがえる程度。
公開されている事例からは読み取れません。
社長・専務の体制や従業員7名は書かれるが、補助事業を遂行する体制の具体的な説明は薄い。
海外受賞や高級酒市場の拡大が語られ、顧客ターゲットや選ばれる理由はある程度読み取れる。
麹の温度管理や分析の自動化など導入内容は書かれるが、スケジュールや中長期の検証過程は記載がない。
公開されている事例からは読み取れません。
拡大する高級酒市場で特定名称酒の需要が伸びていると具体的に示され、高価格帯の高品質化を図る点が読み取れる。
地域の田園風景保全や契約栽培米による地域特性の活用はうかがえるが、国が補助する波及効果の記述は乏しい。
分析作業の人員・時間の大幅削減とあるが数値がなく、補助金投入額に対する費用対効果は読み取れない。
自動計測・分析器の導入はあるが、デジタル技術によるサプライチェーン全体への貢献までは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
北アルプスの麓の雪中埋蔵やトンネル貯蔵など地域特性を活かし、地域の景観と経済を守る事業と読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今、酒の品質に求められる要求は20~30年前とは雲泥の差。品質保持のための設備投資も絶対に欠かせません
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日