南部鉄器の表面処理プロセスの強化による納期短縮化
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
株式会社キョーシン
成果製造時間 90分→40分
| 事業者名 | 株式会社キョーシン |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県 葛城市 |
| 業種 | 一般機械器具製造業 |
| 技術分野 | 冷凍空調 |
| 従業員数 | 49人 |
| 資本金 | 1,500万円 |
| 設立 | 1991年 |
当社は自動車用ボルト・ナット・ギア等の冷間圧造向け金型部品を制作している。ISO 9001:2008を2008年12月に取得し、技術営業により年に2〜3社の新規得意先を開拓してきた。その結果、少量・多品種・短納期のオーダーが目立つようになった。
抱えていた課題
やったこと
2工程を同時に一体自動加工できる新規設備を導入し、工程の削減、加工時間の短縮、一体同時加工による精度バランスの向上を図った。導入後は条件・設定を試行錯誤し、砥石の種類と切込量の関係を絞り込んで、品質精度を上げながらスピードアップを実現した。さらに形状仕上げも同時加工する試行に着手したが、まだ実現はしていない。
| 加工機 | ポリゴン研削盤 |
|---|
2工程を一体同時加工することで製造時間が50分短縮された。一体加工により製品精度バランスが向上し、時短によって余剰人員を営業などの他部署へ配置できるようになった。試行錯誤を通じて効率化が図れるという社員の意識と自信も高まった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
新規顧客開拓と少量・多品種・短納期化の流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けを明示する記述は薄い。
ISO取得や技術営業の強みはうかがえるが、市場動向との関係で競争優位を論じる記述はわずかにとどまる。
課題は小ロット短納期化と2工程の効率化限界と明示され、90分から40分への50分短縮という数字で成果も示されている。
1年目以降500万円、2年目以降年間1,000万円の総合メリットという目標が示されるが、付加価値や賃上げの目標は書かれていない。
ISO 9001取得や社員の試行錯誤による効率化の意識醸成は読み取れるが、人材や事務処理体制の具体的記述は薄い。
冷間圧造の顧客は自動車部品メーカーとわかるが、顧客ターゲットの選ばれる理由の整理は限定的である。
砥石の種類と切込量の絞り込みや形状仕上げの同時加工への試行など、課題と解決方法が具体的に書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
金型製作は一般的な分野であり、高付加価値化・高価格化を示す記述はわずかにうかがえる程度である。
地域雇用や波及効果への言及は薄く、余剰人員の他部署配置が挙げられる程度で国が補助する積極的理由は弱い。
設備投資による製造時間50分短縮と年間1,000万円の総合メリットという数字から、費用対効果の見込みが読み取れる。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
奈良県葛城市の本社所在地は記載されるが、地域特性を活かした付加価値創出の記述はわずかである。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
1年目以降は合計500万円の間接メリット、2年目以降は同種機器を追加購入する構想のもと年間1,000万円の総合メリットを期待している。
私たちが開発し世に送り出した金型製品は、精密機械から宇宙開発の分野まで幅広く使用され、時代の変遷、多様化とともに無限に広がっていきます。そのため当社は新製品・新技術の開発には、常に明日を目指して独創性を養うことをモットーに研究に努めています。
公式の事例集より(原文のまま)
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
当工場の生産工程のボトルネックであった鉄骨の自動切断と開先加工において、自動切断機と開先加工機を導入した。
効果:工場の全体生産能力を約30%程度向上