下水道維持管理における複数会社リアルタイム総合管理システムの開発
東京23区を3ブロックに分け、トラブル発生現場を中心に最も近い組合員へ出動要請できる仕組みを作った。
水野建設工業株式会社
成果売上 1倍→3倍
| 事業者名 | 水野建設工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 牧之原市 |
| 業種 | 職別工事業(設備工事業を除く) |
| 技術分野 | 情報処理,機械制御 |
| 資本金 | 3億円 |
| 設立 | 1970年 |
同社は1970年に鉄骨工事業者として創業し、1975年頃には中部火力工事の下請として浜岡原子力発電所内の工事で業績を伸ばした。設計から製造、施工までを一貫して行い、多角化経営を進めている。近年は災害時の仮設住宅用途としてプレハブ建築の供給体制増強が社会的に求められており、同社も主要得意先から鉄骨フレームの供給量増加と納期短縮を多く求められていた。一方、主流の鉄骨であるリップH鋼材は国内で1社しか生産しておらず、近年の震災では生産が追いつかず仮設住宅の建設が大幅に遅れていた。
抱えていた課題
やったこと
同社は自社のノウハウを盛り込んだ独自設計の自動溶接機を開発・導入した。組み合わせたC型鋼材を2カ所から同時かつ同スピードで溶接する仕組みにした。鋼材の条件(サイズ、板厚)ごとに最適な溶接設定をプログラムし、安定した溶接品質を確保した。この結果、溶接時間は10分の1に低減し、手作業で生じていた歪みの修正作業もなくなった。
| 加工機 | 独自設計の自動溶接機 |
|---|
溶接作業の機械化により溶接時間が大幅に短くなり、歪みの修正作業もなくなった。リップH鋼材代替品の最大生産量は1日8組から60組に増え、需要の変動に対して過剰在庫を持つ必要もなくなった。高い技能を持つ従業員に余剰時間が生まれ、より付加価値の高い業務に時間を割けるようになった。売上も増大し、災害時には早期にプレハブ用鉄骨の供給と仮設住宅の建設が進むことが期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
主要得意先からの鉄骨供給増加要望に応えられず売上機会ロスが生じていたとあり、既存事業の延長上の取組と読めるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
社会的ニーズや供給制約の状況は書かれているが、競合との比較や自社の経営資源の強みとの関係の記述は薄い。
手動溶接の限界が1人1日8組と具体的に示され、溶接時間の10分の1削減や60組/日への増産という数値で課題と効果が結びついている。
売上3倍の目標と、1日8組から60組への生産量増加という数値が示されており、目標の具体性は高い。
社内に総務・経理、建設事業部等の体制があると記載があるが、補助事業の遂行を担う人材や事務体制の詳細は読み取れない。
災害時のプレハブ供給ニーズや主要得意先からの供給増要望が具体的に書かれ、顧客ニーズの裏付けがある。
溶接作業の機械化・自動化という方法は示されているが、スケジュールや導入後の検証計画は事例からは読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
プレハブ用鉄骨の主流品リップH鋼材が特許を持つ1社しか生産していないと記載あり、希少性はうかがえるが高付加価値化の数値は乏しい。
災害時の仮設住宅建設の遅れという社会課題への対応が明記され、被災地の早期復興への寄与が国の補助の理由として読み取れる。
溶接時間を10分の1に減らし、生産量を8組から60組/日へ増やすなど、投資に対する生産性向上の効果が数値で示されている。
溶接条件をプログラムで最適化する自動化は示されるが、サプライチェーン全体への波及やデジタル技術の活用度は具体的に書かれていない。
プレハブ建築の供給体制増強という社会的ニーズは書かれるが、日本経済の構造転換への言及はわずかにうかがえるだけである。
静岡県の牧之原市・御前崎市の拠点は示されるが、地域の特性を活かした雇用や地域成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
自然災害の際にもプレハブ用鉄骨の供給と仮設住宅の建設がスムーズに行われ、被災者の支援や早期の復興につながることが期待される。
東京23区を3ブロックに分け、トラブル発生現場を中心に最も近い組合員へ出動要請できる仕組みを作った。
手作業で行っていた溶接工程に自動溶接ロボットを導入し、高品質な溶接加工の実現を目指した。
i-Construction対応の3D建機(油圧ショベル)を導入し、ペイロード機能を搭載した。