自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
德三運輸倉庫株式会社
| 事業者名 | 德三運輸倉庫株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 静岡市清水区 |
| 業種 | パルプ・紙・紙加工品製造業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1984年 |
同社は昭和59年の創業以来、製紙業者や製紙関連物流業者を顧客に、製紙原料古紙や紙製品、飲料・電気機器・精密機器などの配送を主力としてきた。平成28年2月に原料配送先でありかつ資本関係にあった製紙業者を吸収合併し、製紙部として原料調達から製品製造までの一貫体制を構築した。製紙部は古紙を主原料とした段ボール用やショッピングバッグなどの製袋用の板紙を主力として製造・販売している。板紙の内需が低迷するなか、通信販売事業者などが梱包材の差別化を図る動きが広がり、段ボールライナーを染色したいという顧客の要望が寄せられていた。
抱えていた課題
やったこと
本事業では、機械メーカーとの共同により「二層式循環種箱」を開発し、新たな着色工程を確立した。従来は抄紙機に送られる懸濁液へ染料が加えられていたが、種箱内部で懸濁液と染料が混合されるよう改善し、モーター駆動のスクリューで懸濁液を循環させて染料の定着度合いを高めた。また、二層式としたことで段取り替えによる原料ロスの低減を図った。検査体制では「オンライン分光測色システム」を導入し、製造ラインの最終工程前に製品全量を常時監視できるようにした。モニター上には分光分布図、色差値、偏色判定図などが表示され、所定の色差が生じた場合などの異常を検知できるようになった。
| 加工機 | 二層式循環種箱 |
|---|---|
| 検査測定 | オンライン分光測色システム |
新しい製品・サービス:多色・小ロットに対応した着色板紙(着色紙)の生産体制
不良品流出率は0%に抑えられ、不良品の顧客への納品がなくなったことで失注の防止につながった。染料歩留まりは約10%向上し、原料ロスの低減とあわせて生産の効率が高まった。二層式循環種箱により濃い色や安定した色の色板紙を製造できるようになり、多色・小ロットの需要に応えられる体制が整った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
内需停滞からの生き残りのため自社の差別化を図るとあり、製紙部の50年以上の技術・ノウハウを活かす流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
大手メーカーが対応できない多色・小ロットの着色紙生産体制を確立したと明記され、顧客ニーズと自社の差別化の関係が具体的に読み取れる。
色ぶれによるロスや検査の目視依存という課題を明示し、二層式循環種箱と測色計で解決する計画と結果が書かれている。
不良品流出率0%や染料歩留まり約10%向上という数値はあるが、補助事業の付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
機械メーカーとの共同開発と製紙部の体制には触れるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的記述はうかがえる程度。
多色・小ロット対応、ブランディングとして配送用梱包材の差別化を求める顧客ニーズが具体的に示されている。
二層式循環種箱の開発と測色システム導入という遂行方法は書かれるが、スケジュールや中長期の検証内容は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
段ボール用や製袋用の板紙が一般的な中で、染色した多色・小ロット板紙で高付加価値化を図る点が読み取れる。
SDGs観点の古紙リサイクルへの関心に触れるが、雇用創出や経済波及の具体的な記述は乏しい。
歩留まり向上や不良品流出率0%など効果は示されるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
オンライン分光測色システムによる製品全量の常時監視など、デジタル技術の活用による製造工程の刷新が具体的に書かれている。
内需低迷の中で新たな需要を取り込む動きは書かれるが、構造転換への言及は明確ではない。
静岡市清水区の所在は分かるが、地域の特性を活かした雇用や地域成長への言及はほぼない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
カップ投入機を導入し、手作業で行っていた具材の充填から空になったカップの回収までの一連の工程を自動化した。
効果:作業員数 5名→2名
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分