回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
エンゼル工業株式会社
成果生産体制(ライン数) 2ライン→4ライン
| 事業者名 | エンゼル工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 京都市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 35人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 1961年 |
当社は1961年の創業以来、太陽光発電用ジャンクションボックス、各種押ボタンスイッチ、コネクタ、ハーネスなどを設計試作から量産まで手掛けてきた。太陽光発電は政府が主力電源と位置付けており、2021年10月の「エネルギー基本計画」では太陽光発電を2019年度比で2倍以上に増やす方針が示され、関連設備は今後も増加が見込まれる。主要取引先は大手エンジニアリング会社などで、その会社から生産能力の引き上げと多品種展開の要請を受けていた。
抱えていた課題
やったこと
新たに2ラインを増設し、既存ラインと同メーカーの最新型設備を導入して生産ラインを4ラインとした。最大ケーブル長は巻取りパラソルのツバ径を500mmに拡大して120mから300mに拡張し、顧客要求を超える長さに対応した。最大ケーブル径は太くて固いケーブルを巻き取れる動力性能を持つ設備の導入により8mmから20mmに拡張した。作業工程を集約するため外皮むき工程を巻取り工程に統合し、50mケーブルのリードタイム(巻取りから検査まで)を115秒から95秒に短縮した。導入後は従業員が自作したケーブル繰出し装置も加え、設備改善を進めた。
| 加工機 | ケーブル巻取切断機(新規導入ライン) |
|---|---|
| 加工機 | ケーブル繰出し装置(自作) |
生産ラインが2ラインから4ラインになり、太陽光ケーブルの増産が可能になった。外皮むき工程の巻取り工程への集約により、50mケーブルのリードタイムが115秒から95秒に短縮された。最大ケーブル長は120mから300m、最大径は8mmから20mmに拡張され、顧客要求に応えられるようになった。今後は蓄電池、次世代太陽電池、EV関連市場への進出も計画している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
太陽光関連製品の生産が中核と読めるが、過去の取組との一貫性を示す記述は薄い。
太陽光市場拡大と取引先からの生産能力増強・多品種要請を踏まえ、強みの短納期対応を活かす内容が読み取れる。
納期10日を7日に短縮、月6,000本を9,000本に増産など課題と数値目標が明確で、リードタイム115秒→95秒の実績もある。
生産ラインを2から4に増設し2倍、最大ケーブル長120m→300m、最大径8mm→20mmなど数値目標と実績が示されている。
社長が営業技術部長を兼ねる体制や設備導入時のメーカー説明会は示されるが、人材や事務処理能力の詳細は薄い。
顧客からの生産能力増強・多品種要請があり、短納期対応という選ばれる理由が具体的に読み取れる。
外皮むき工程の巻取り工程への集約など課題解決策は示されるが、スケジュールや中長期の検証過程は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
太陽光ケーブルは普及分野だが、顧客要求を超える長尺化や大径化など同分野内の高水準化がうかがえる。
太陽光発電を2030年や2050年の政策目標に結びつけ、拡大市場への貢献が説明されており国の施策との関連が読み取れる。
投入額や付加価値額の増加など費用対効果を示す数値は書かれておらず、生産性の数値はリードタイム短縮のみ。
ケーブル繰出し装置の自作など改善活動はあるが、デジタル技術やサプライチェーンのイノベーションへの言及は乏しい。
太陽光・蓄電池・次世代太陽電池・EV関連への進出を掲げ、成長分野への転換が読み取れる。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
スピード感のある顧客対応力を強みに、蓄電池、次世代太陽電池、EV関連市場へ進出していく予定である。また自社ブランド品の開発・販売にも注力する。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。