回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ミナコーポレーション
成果撮影・画像修正時間 360分→10分
| 事業者名 | 株式会社ミナコーポレーション |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 寝屋川市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | デザイン,デザイン |
| 従業員数 | 23人 |
| 資本金 | 2億円 |
| 設立 | 2015年 |
同社は大学生時代から楽天オークションやYahooオークションで手作り製品を販売していた森下美菜社長が、平成27年5月に法人化した。スマートフォンが普及し始めた平成22年頃、デザイン性のあるケースが少ないことをきっかけにスマートフォンケース製造に乗り出し、主にインターネットで販売している。顧客は約700種類のデザインとカラーバリエーションから大枠を選び、細かな要望を注文書に記入する。
抱えていた課題
やったこと
ECサイトに掲載する製品写真を撮影・編集・加工するため、写真を半自動的に撮れる機材を導入した。機材は自然光による影などが出ない真っ白な空間で撮影できる。プラスチックのハードケースにも印刷できるUVインクジェットプリンタを導入し、既存の革製品用プリンタと合わせて各ケースの素材に応じた印刷を可能にした。革製ケースの背表紙に刺繍できるミシンも導入した。
新しい製品・サービス:プラスチックのハードケースへの印刷と、革製ケースの背表紙への刺繍に対応したスマートフォンケース。
写真の撮影・画像修正時間が大幅に短縮され、完全オーダーメイドのスマートフォンケースの納期短縮につながり、生産性が向上した。ハードケースへの印刷や刺繍加工にも対応できるようになり、製品数と製品の幅が広がった。今後は刺繍できるケースの拡大や海外展開も検討されている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
平成22年頃の製造開始や楽天・Yahooでの手作り販売の経緯が書かれ、一貫性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
デザイン性ある製品が普及していない市場の隙間を捉え、約700種のデザインや世界に一つだけのオーダーメイドで差別化している点が具体的に読み取れる。
写真撮影・画像修正の時間が360分から10分に短縮されたことや、ハードケース印刷・刺繍対応で製品数を広げる課題認識と対策が読み取れる。
具体的な付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、納期短縮や製品数拡大の方向性のみがうかがえる。
従業員23名、デザイン専門学校からのインターンや幅広い年齢層のスタッフ体制が書かれ、体制の一端は読み取れる。
若い女性を中心に需要が高いこと、顧客の細かな要望を反映する製品、保護コーティングなどの価値が具体的に書かれている。
刺繍をケース表面や裏面にも広げる研究や海外展開の検討が書かれ、今後の方向性はあるが、スケジュールや課題解決法は薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
デザイン性のあるスマホケースが普及していないところから始めた経緯は読み取れるが、高価格化の水準や認知度の数値は示されていない。
地域の雇用や波及効果について直接の記述は少なく、寝屋川市の所在が書かれる程度で、国が補助する積極的理由はうかがえない。
写真作業の時間短縮など投資効果の一部は書かれるが、補助金額に対する付加価値増加額の記載はない。
写真の半自動化や製品の動画共有は書かれるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献までは読み取れない。
公開情報では判断できません。
大阪府寝屋川市の所在は書かれるが、地域の特性を活かして雇用や地域経済を牽引する記述は限定的である。
ケースの表面や裏面にも刺繍できるよう研究を重ねており、海外展開も見据えて人材の採用にも力を入れていく。
服によって軸を変え、気分によってネイルアートを変えるように、スマホケースも服や気分によって変えてもらいたい
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった