ものづくり補助金平成29年度製造業大阪府

グルーブ溝加工機の生産性・品質の向上によるハウジング形管継手の普及拡大

レッキス工業株式会社

成果加工工数を14.3%削減

この事例のポイント

  • グループ溝加工機の需要が増えているが、増産が必要になっていた。
  • 増産、生産コスト削減、品質向上を目的に、ものづくり補助金を活用して横形マシニングセンタを導入した。
  • 加工工数を14.3%削減。横形マシニングセンタの導入により加工工数を14.3%削減し、増産につなげた。

事業者のプロフィール

事業者名レッキス工業株式会社
所在地大阪府 大阪市
業種生産用機械器具製造業
技術分野精密加工,精密加工
従業員数186人
資本金9,000万円
設立1925年

事業の背景

同社は大正14年創業の配管用機械工具の総合メーカーで、ねじ加工機のパイプマシンは国内シェアの約70%を占める。消火配管などに使うグループ溝加工機は国内唯一のメーカーで、シェアはほぼ100%となっている。大口径管の接合で溶接工が減り、火気を嫌う現場も増えたため、ハウジング形管継手によるグループ形状接合が普及し、グループ溝加工機の需要が近年増えている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力グループ溝加工機の需要が増えているが、増産が必要になっていた。
  • コスト・採算生産工程の加工工数が多く、生産コストの削減が課題になっていた。
  • 品質・精度加工の品質を高めることが課題になっていた。

やったこと

増産、生産コスト削減、品質向上を目的に、ものづくり補助金を活用して横形マシニングセンタを導入した。導入した横形マシニングセンタにより、加工工数を14.3%削減した。

事業の効果

  • 加工工数を14.3%削減

横形マシニングセンタの導入により加工工数を14.3%削減し、増産につなげた。生産コストを削減し、品質も向上させた。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均3.3 / 514観点のうち13観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 5
    強み・弱みを踏まえた優位性グループ溝加工機の国内メーカーは同社のみでシェアほぼ100%。自動調芯機能など強みを活かし、ハウジング形需要の増加を取り込む構成。
  • 4
    これまでの取組との一貫性大正14年創業の配管機械工具メーカーで、主力のパイプマシンは国内シェア約70%。既存事業の延長に増産投資を位置付けており、一貫性がある。
  • 4
    課題の認識と解決溶接工減少と火気忌避による需要変化を課題として捉え、加工工数14.3%削減で増産と生産コスト削減につなげる計画になっている。

伸びしろがあった観点

  • 2
    事業化までの道筋増産や品質向上の目的は示されるが、導入後の遂行スケジュールや中長期の課題検証の記述は薄い。
経営戦略との整合性4.3
  • これまでの取組との一貫性4

    大正14年創業の配管機械工具メーカーで、主力のパイプマシンは国内シェア約70%。既存事業の延長に増産投資を位置付けており、一貫性がある。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性5

    グループ溝加工機の国内メーカーは同社のみでシェアほぼ100%。自動調芯機能など強みを活かし、ハウジング形需要の増加を取り込む構成。

  • 課題の認識と解決4

    溶接工減少と火気忌避による需要変化を課題として捉え、加工工数14.3%削減で増産と生産コスト削減につなげる計画になっている。

事業の実現可能性3.0
  • 付加価値・賃上げの目標3

    加工工数14.3%削減の実績が示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は事例文からは読み取れない。

  • 事業を進める体制3

    従業員186名の企業で、本社工場が多様な機械工具を製造している点は示されるが、補助事業の体制は詳述されていない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    製品は国内唯一の供給者で、ユーザーからの信頼や長寿命化ニーズへの対応も述べられており、選ばれる理由が整理されている。

  • 事業化までの道筋2

    増産や品質向上の目的は示されるが、導入後の遂行スケジュールや中長期の課題検証の記述は薄い。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性4.0
  • 新しさ・高付加価値4

    グループ溝加工機は国内メーカー唯一で、シェアほぼ100%。成熟産業の中のニッチ分野で高付加価値性を発揮している。

公的補助の必要性3.0
  • 波及効果・雇用3

    耐震施工やライフラインを支える配管分野に関わり、社会インフラ維持に貢献する点が読み取れる。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献3

    耐震ねじ転造加工機や電気融着コントローラーの共同開発、loTによる養殖水質管理など、新技術の取組が見られる。

政策面2.5
  • 成長分野への進出2

    新規事業として養殖場のIoT水質管理に着手しており成長分野への進出意図はあるが、構造転換への言及は弱い。

  • 地域経済への波及3

    大阪の本社工場を拠点に、配管関連の強みを活かして製品を展開している。地域経済への波及は直接は述べられていない。

今後の展望

成熟産業である配管用機械工具では、海外展開のほか、成長産業のニッチなところを狙っていきたいと考えている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。