高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
株式会社ミューパック・オザキ
成果シンナータイプの接着剤塗布装置 6台→0台
| 事業者名 | 株式会社ミューパック・オザキ |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 八尾市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装,接合・実装 |
| 従業員数 | 36人 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 1980年 |
ミューパック・オザキはプラスチックフィルムの製袋メーカーで、昭和55年の創業以来製袋業界に携わってきた。創業時の写真のネガ用袋はデジタルカメラの台頭で縮小し、ダイレクトメール用のプラスチック封入袋や文房具の店頭販売用つり下げ袋などへ主力が移った。現在はチャック付き袋が売上の50%近くを占め、大手化粧品メーカーのサンプル向けが多い。
抱えていた課題
やったこと
従来はシンナーで希釈する接着剤を使う接着剤塗布装置が工場内に6台あったが、そのすべてをホットメルトタイプの接着剤塗布装置に入れ替えた。ホットメルト化により工場からシンナー臭を一掃した。また接着剤の間欠塗布が可能になり、接着剤ごとフィルムを切断することがなくなった。
新しい製品・サービス:チャック付き袋の技術を応用した新製品としてミュースライダー付きポーチなど、デザイン力強化とプラスチックフィルム以外の素材への展開に取り組む
ホットメルト化によりシンナー臭が工場から一掃され、従業員が働きやすい環境になった。接着剤の間欠塗布が可能になり、フィルム切断時に接着剤がはみ出したり刃に付いたりする問題がなくなって、品質と生産性が向上した。蓋の両端を切り取った袋の生産が容易になり、主要顧客の化粧品メーカーからの需要拡大が見込まれている。今回の設備投資は従業員の働きやすさと今後の採用にも好影響を及ぼすと期待される。
新事業進出・ものづくり補助金
製袋業界で創業以来、写真用袋から現在のチャック付き袋へ主力を移してきた経緯があり、事業の延長線上に今回の塗布装置導入が位置付けられている。
出光興産の特許を使い少量多品種受注を可能にし、化粧品メーカーからの要望が強く今後の需要拡大を見込むなど、強みと市場動向が結びついている。
シンナー臭による退職者の発生という課題を認識し、6台全てをホットメルト式に置き換えて間欠塗布を実現し、品質と生産性を改善している。
付加価値額や賃上げに関する数値目標は記載されておらず、実現可能性を判断する材料が薄い。
従業員36名の製袋メーカーで、既存の製袋機や設備を運用してきた実績があり、設備導入を遂行する体制は一定程度読み取れる。
チャック付き袋の需要増加と化粧品メーカーからの要望を背景に、少量多品種対応という選ばれる理由が整理されている。
今後のデザイン力強化や素材展開の方針は触れられているが、補助事業の遂行スケジュールや課題解決の方法は記載が乏しい。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
出光興産の特許を活用したチャック後付け製法や、後付け着脱可能なミュースライダーなど、他社にない製品を特許で守る戦略が示されている。
シンナー臭による退職者問題や女性従業員の働きやすさへの効果に触れているが、地域経済や雇用創出への波及は明示されていない。
品質向上や生産性向上に寄与と述べられているが、補助金額に対する付加価値増加などの定量的な費用対効果は示されていない。
公開情報では判断できません。
公開情報では判断できません。
八尾市のモノづくり体験施設での販売に触れているが、地域の特性を活かした雇用創出や経済成長への言及は薄い。
デザイン力を強化し、プラスチックフィルム以外の素材にもチャック付き袋の技術を応用する方針。
他社にできないことを考え、特許で守る
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%