回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
| 所在地 | 兵庫県 南あわじ市 |
|---|---|
| 業種 | 窯業・土石製品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境,製造環境 |
| 従業員数 | 4人 |
| 設立 | 1937年 |
淡路地域は日本の三大瓦産地の一つで、いぶし瓦の生産地として知られている。近年、黒くて美しい「黒いぶし瓦」が海外(特に台湾、中国)で評価され、引き合いが増えている。当社には大手瓦メーカーから黒いぶし瓦の製造協力依頼が時々ある。
抱えていた課題
やったこと
焼成窯として、従来のいぶし瓦以上の高温(1,000度以上)で焼成し酸化処理ができる強制循環式ガス焼成窯を導入した。これにより熟練技術者でなくても適切な焼成ができる体制が整った。歩留まり改善のため瓦づくりの各工程を見直し、土の粒の大きさ、水分量、磨き工程を見直した。試行錯誤の末、黒いぶし瓦の量産に最適な生産方法を発見した。この成果を活かし、丸瓦と平瓦を一体化した「黒いぶし一体瓦」を開発した。
| 加工機 | 強制循環式ガス焼成窯 |
|---|
新しい製品・サービス:黒いぶし一体瓦(丸瓦と平瓦を一体化した瓦)
最新の焼成窯の導入により、熟練技術者でなくても適切な焼成ができる体制が整い、少数の熟練技術者でも生産性を向上させる体制が徐々にできつつある。黒いぶし瓦の歩留まりが改善し、大手瓦メーカーからの製造協力に対応できる体制が整った。黒いぶし一体瓦の開発により、屋根の軽量化や施工の簡略化が実現でき、施工業者から支持されることが期待される。海外需要の獲得や淡路瓦が得意としない地域での需要獲得を目指す。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
「黒いぶし瓦」の量産化体制を先駆けて整え、一体瓦で独自性を出すという流れが書かれ、過去からの瓦製造の延長として位置付けられている。
台湾・中国での海外需要増や大手瓦メーカーからの製造協力依頼を捉え、丸瓦と平瓦を一体化できる自社の強みを活かす内容になっている。
歩留まり改善や熟練技術者に頼る焼成の課題を挙げ、焼成窯導入と工程見直しで対応しているが、高付加価値化の数値的な裏付けは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
従業員4人(令和元年6月現在)と代表者の記載はあるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的な内容は薄い。
本葺瓦のデザインを保ちつつ屋根の軽量化や施工簡略化を実現し、施工業者から支持されている点が、製品価値と選ばれる理由として示されている。
試行錯誤で量産方法を発見したことや今後の展開項目は示されるが、スケジュールや課題解決の具体的な進め方は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
従来にない黒さと美しさを持つ黒いぶし瓦を量産対象とし、一般的な淡路瓦が得意としない地域需要の獲得を狙う高付加価値の取組になっている。
淡路地域が日本の三大瓦産地であることや海外需要の獲得に触れるが、波及効果や雇用創出の規模は具体的に示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
強制循環式ガス焼成窯の導入など設備面の改善はあるが、デジタル技術や新しいビジネスモデルの活用は読み取れない。
海外需要の増加や新たな地域での需要獲得は書かれているが、日本経済の構造転換に関わる記述は見当たらない。
淡路地域の瓦産地としての特性は触れられているが、地域の雇用や経済成長を牽引する記述は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
海外需要の獲得、一般的な淡路瓦が得意としない地域での需要獲得、円滑な事業承継の実現を今後の展開として目指す。時代に合わせた瓦を提供できるメーカーを目指す。
古代の知と技
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。