ものづくり補助金平成29年度製造業奈良県

ガラス彫刻にUVプリンターを使った感動付加価値の高い記念品開発

株式会社C’s

この事例のポイント

  • 従来はガラス板の裏側に写真を貼り付けていたため、より写真が綺麗で作品として完成度の高いものにすることが課題だった。
  • UVプリンタを用い、ガラス板に直接写真を印刷することで製品の品質向上を目指した。
  • ガラス板に直接写真を印刷できるようになり、写真の綺麗さと作品としての完成度が向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社C’s
所在地奈良県 香芝市
業種その他の製造業
設立2012年

事業の背景

当社は2012年に創業したガラス製品の専業メーカーで、サンドブラスト彫刻によるオーダーメイドのガラス記念品を制作している。仏壇を持たない若い世代が故人をしのぶ対象を求めるニーズに応え、「エンディングプレート」を販売していた。エンディングプレートには故人の写真を飾る部分が必要であった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度従来はガラス板の裏側に写真を貼り付けていたため、より写真が綺麗で作品として完成度の高いものにすることが課題だった。
  • 品質・精度UVプリンタを試験利用した際、ガラス面にインクが乗りにくく、写真が綺麗に印刷できないことが判明した。

やったこと

UVプリンタを用い、ガラス板に直接写真を印刷することで製品の品質向上を目指した。メーカーで試験利用したところ、ガラス面にインクが乗りにくいことが分かった。試行錯誤の結果、UVプリンタと当社が保持するガラス彫刻の技術であるサンドブラスト工法を用いた下処理を組み合わせ、インクの密着性を高めた。この手法によりUVプリンタを導入し、普通の写真では出せない光沢・高級感を出せるようになった。

加工機UVプリンタ

新しい製品・サービス:ガラス彫刻にUVプリンタを使った感動付加価値の高い記念品

事業の効果

ガラス板に直接写真を印刷できるようになり、写真の綺麗さと作品としての完成度が向上した。普通の写真では出せない光沢と高級感が出せるようになった。この技術は「エンディングプレート」だけでなく、当社の記念品全般に応用でき、製品全体の品質向上につながった。製品に高級感が付与されたことで、車のディーラーなど特別感の演出が必要な業界にも販路が広がった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    ガラス製品の製造販売を専業とし、エンディングプレートの品質向上という課題に応じてUVプリンタを導入したと読み取れるが、中長期の経営戦略への位置付けは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    写真を綺麗に印刷したい課題や、車のディーラー等への販路拡大が書かれ、強みは高い技術力とデザインの融通性と読めるが、市場データや競合比較は示されていない。

  • 課題の認識と解決3

    課題はインクの乗りにくさとして認識され、サンドブラスト下処理との融合で解決した経緯があるが、付加価値額や成長目標の数値は書かれていない。

事業の実現可能性32%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    名入れ哺乳瓶や先祖供養のエンディングプレートなど顧客ターゲットと用途は整理されているが、ニーズの裏付けとなる数値は示されていない。

  • 事業化までの道筋2

    メーカーでの試験利用、インク密着性の課題、下処理との融合という試行錯誤の流れはうかがえるが、スケジュールや遂行方法の記載はない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    光沢と高級感を出す写真印刷は普通の写真では出せない仕上がりとされ、伝統工芸品へのキャラクター再現も新市場と述べられている。普及度の数値はない。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用3

    伝統工芸品の再評価や新たな市場創出により伝統文化の存続に貢献すると述べられているが、雇用や波及効果の数字はない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献4

    アニメ・ゲームのデジタルキャラクターを信楽焼などの伝統工芸品に再現し、UVプリンタとガラス彫刻を融合させた点が具体的に書かれている。

政策面40%
  • 成長分野への進出2

    伝統工芸と若い世代の新市場創出に言及があり、構造転換との関連がわずかにうかがえるが、成長分野としての根拠は示されていない。

  • 地域経済への波及2

    奈良県香芝市の所在は書かれているが、地域特性を活かした雇用や地域経済への効果についての記述は薄い。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。