回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
水野鉄工株式会社
| 事業者名 | 水野鉄工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県 御所市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,精密加工,接合・実装,立体造形 |
| 設立 | 1959年 |
当社は平成28年7月に国土交通省認定Mグレードを取得した。それまでは建物規模や使用鋼材の厚みなどが限られていたが、取得により建物の高さ制限などがなくなり、受注可能な工事と建物規模が大きく広がった。
抱えていた課題
やったこと
コア・仕口兼用溶接ロボットを導入し、Mグレードに対応できる溶接体制を構築した。溶接ロボットの導入にあたり、CADシステムと連携させて手作業をデジタルに置き換えた。これによりスピードと品質の向上につなげた。さらにデータ化と自動化により職人の作業時間を減らし、その時間を新しい仕事と人材育成へ振り向けられるようにした。
| ロボット | コア・仕口兼用溶接ロボット |
|---|
コア・仕口兼用溶接ロボットの導入により、Mグレードに対応できる溶接体制が整った。CADシステムとの連携で手作業がデジタル化され、製作のスピードと品質が向上した。データ化と自動化により職人の作業時間が軽減され、その時間を新しい仕事や人材育成に使えるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成28年7月のMグレード取得後に仕事領域が拡大したと書かれ、溶接ロボット導入はその延長に位置づけられるが、経営戦略としての明示は薄い。
Mグレードの認定取得で建物高さや延床面積の制限がなくなったと強みが述べられるが、市場動向や競合との比較は書かれていない。
既存設備では溶接等の能力が不足しMグレードを活用できない課題を認識し、コア・仕口兼用溶接ロボットで解決する計画が書かれている。
高付加価値や賃上げを示す目標数値は読み取れず、スピード・品質向上や作業時間軽減が定性的に述べられるにとどまる。
1級鉄骨製作管理技術者4名、非破壊試験技術者など保有資格と、溶接ロボット操作能力を持つ体制が具体的な人数で示されている。
Mグレード対応の高品質鉄骨製作という価値と中高層ビルなど対象は示されるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。
導入の遂行方法やスケジュール、中長期の課題検証は書かれておらず、CAD連携による手作業のデジタル化が述べられるのみ。
公開されている事例からは読み取れません。
Mグレード認定という希少な認定の取得と、対応できる建築物の幅が示されるが、同分野での市場位置や価格水準の数値は読み取れない。
鉄骨製作による建築物の安全性向上がうかがえるが、波及効果や雇用創出の具体的記述はない。
データ化と自動化で職人の作業時間を軽減し人材育成へ転用したとあるが、投入額や付加価値増加の数値は書かれていない。
3D CADとの連携で手作業をデジタルに変換し、データ化と自動化を進めた点が示されるが、サプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
奈良県御所市で鉄骨製作を一貫して行う地域事業者であることはうかがえるが、地域の雇用や成長への寄与は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。