ものづくり補助金平成28年度製造業香川県

自動面版機導入による作業工程の自動化および高精度化の実現

株式会社ダイテック

この事例のポイント

  • 顧客メーカーから、パッケージの美しさや組み立てやすさなど高い品質と精度が求められている。
  • 図面を専用CADソフトで作成し、自動的に面版を製造する自動面版機を導入した。
  • 作業の所要時間が大幅に削減され、仕事の効率が上がった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ダイテック
所在地香川県 東かがわ市
業種金属製品製造業
技術分野精密加工,立体造形
従業員数5人
設立1977年

事業の背景

当社は食品トレーやパッケージ関係など様々な業種の抜型を製造している。特に化粧箱の分野で高い評価を得ており、取引先は四国内の大手メーカーが約95%を占める。四国の抜型製造会社は全国で約300社、四国では5社ある。消費者の好みはデザインだけでなく、使いやすさ、安全性、解体の簡単さ、簡易包装、強度へと多様化している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度顧客メーカーから、パッケージの美しさや組み立てやすさなど高い品質と精度が求められている。
  • 納期・工程納期の短期化を図る必要があった。
  • 人手・技能従来の設備ではドリルの太さや高さを毎回手動で調整し、従業員が付きっきりで作業していた。

やったこと

図面を専用CADソフトで作成し、自動的に面版を製造する自動面版機を導入した。タッチパネルに入力するだけで自動的にドリルを持ち替え、材料を置くだけで製造がスタートする。四国の抜型会社では初導入となった。削りかすがほとんど出ないバキューム機能を搭載している。

加工機自動面版機
ソフト専用CADソフト

事業の効果

作業の所要時間が大幅に削減され、仕事の効率が上がった。精度は測定装置で数値化でき、顧客に提出することで信頼を得られた。短納期化と低価格化につながり、性能面、生産面、価格面でより優れたものづくりを実現できた。削りかすがほとんど出ないため職場環境も改善された。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性2

    32年の抜型製造や化粧箱分野で高評価を得ている点はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    顧客は四国内の大手メーカーが約95%、四国初導入で競合との差別化と顧客開拓に期待とあり、強みと市場の関係は読み取れるが具体性は薄い。

  • 課題の認識と解決3

    手動調整で従業員が付きっきりだった課題と、短納期化・高精度化の方向性は示されるが、高付加価値化の数値目標は書かれていない。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    作業時間の大幅削減、短納期化、低価格化とあるが、目標値や具体的な数値は示されていない。

  • 事業を進める体制2

    従業員5名で経験と技術を持つことはうかがえるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の記述は少ない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    顧客は大手メーカーで精度を測定装置で数値化し提出して信頼を得たと書かれ、選ばれる理由の一部は読み取れる。

  • 事業化までの道筋2

    導入と成果は書かれるが、中長期の課題検証やスケジュール、解決方法の記述は見当たらない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    パッケージ分野で精度と組立やすさを重視する点は書かれるが、抜型の普及度や認知度については触れられていない。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    地域の抜型会社が四国初導入で差別化する点はうかがえるが、経済波及や雇用創出の記述は少ない。

  • 費用対効果2

    所要時間の大幅削減や効率向上は書かれるが、投資額に対する付加価値増加などの数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献3

    タッチパネル入力と自動ドリル交換によるデジタル化された製造工程が書かれ、イノベーションの一端はうかがえる。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    香川県東かがわ市の地域企業で四国内の大手メーカーと取引する点は書かれるが、地域成長への波及は明示されていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

自動面版機の導入により四国の抜型会社では初の導入となり、競合会社との差別化をアピールして顧客開拓も期待できる。

事業者の声

パッケージづくりの高度な要求にこたえる優れたものづくりで生産性の向上へ

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。