ものづくり補助金平成29年度製造業島根県

鋼板切断機械の導入により加工能力を向上させ、設備製作から修理までの包括的サービス提供を目指す

有限会社田中工業

この事例のポイント

  • 大型プラント設備の製作を充実させ、製作から修理までを包括的にサービス提供できる体制が必要だった。
  • 高機能なメカ式シャーリングDCT3065を導入した。
  • 高精度で美しい鋼板切断が可能になり、作業スピードが向上した。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社田中工業
所在地島根県 雲南市
業種金属製品製造業
技術分野接合・実装
従業員数7人
資本金500万円
設立1970年

事業の背景

金属製品製造の田中工業は1970年に加茂町で創業し、集塵装置などを手がけてきた。現在は製缶、配管工事、砕石プラントのほか、アスファルトやコンクリートのプラントをメインに、プラントメーカーや機械メーカーの協力会社として設計から修理まで受注している。現在、規模の大きな仕事の5〜6割を県外の大手プラントメーカーから受注している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力大型プラント設備の製作を充実させ、製作から修理までを包括的にサービス提供できる体制が必要だった。
  • 品質・精度精度の高い製品を製造することが求められていた。

やったこと

高機能なメカ式シャーリングDCT3065を導入した。新制御方式の採用、鋼板溶接構造、ローラーガイド方式、クラス最小のシャー角といった特徴を持つ。装置に差し込んだ大型の鉄板もたわむことなく高精度の切断が可能になり、作業スピードが向上した。

新しい製品・サービス:メカ式シャーリング DCT3065

事業の効果

高精度で美しい鋼板切断が可能になり、作業スピードが向上した。円形に仕上げる製造での誤差が最小限に抑えられ、作業効率が格段に上がった。低コスト、効率化も図られた。その結果、大型プラント設備の製作や交換修理の可能性が広がった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.7 / 514観点のうち11観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    事業を進める体制代表が溶接技能競技会で連続1位を獲得し、全国大会にも出場した経歴が具体的に書かれている。

伸びしろがあった観点

  • 2
    新しさ・高付加価値プラント向け鋼板切断という分野で、高精度化による高水準化を図ると書かれるが、普及度や高価格化の根拠は示されていない。
経営戦略との整合性3.0
  • これまでの取組との一貫性3

    1970年創業以来、集塵装置や溶接・組立・修理へ事業を広げてきた経緯が書かれ、一貫性がうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    大手プラントメーカーから規模の大きな仕事の5~6割を受注していると書かれ、強みは読み取れるが市場分析は薄い。

  • 課題の認識と解決3

    包括的サービス提供を目指すと書かれ、課題認識は読み取れるが、高付加価値化の数値目標は示されていない。

事業の実現可能性3.3
  • 付加価値・賃上げの目標ー

    公開情報では判断できません。

  • 事業を進める体制4

    代表が溶接技能競技会で連続1位を獲得し、全国大会にも出場した経歴が具体的に書かれている。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    高精度で美しい鋼板切断ができ作業スピードが向上したと書かれるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。

  • 事業化までの道筋3

    各機械メーカーへの営業展開やオリジナルプラント製造を目標にすると書かれ、方向性はあるが遂行スケジュールは不明。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性2.0
  • 新しさ・高付加価値2

    プラント向け鋼板切断という分野で、高精度化による高水準化を図ると書かれるが、普及度や高価格化の根拠は示されていない。

公的補助の必要性2.0
  • 波及効果・雇用2

    大型プラント設備の製作・交換修理の可能性が広がったとあるが、地域波及や雇用創出の記述はない。

  • 費用対効果2

    低コスト・効率化を図れたと書かれるが、投入額に対する付加価値増加などの数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献ー

    公開情報では判断できません。

政策面2.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及2

    雲南市加茂町の地域企業として記載はあるが、地域の特性を活かした付加価値創出の記述は乏しい。

今後の展望

今後も大手メーカーから大型プラント設備製作の引き合いを獲得できる見込みで、各機械メーカーへの営業活動も展開する。将来は自社オリジナルのプラント製造を実現することを目標としている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。