高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
株式会社秦鉄工所
成果一度にセットできる工程数 8種→14種
| 事業者名 | 株式会社秦鉄工所 |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 出雲市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 18人 |
| 資本金 | 1,200万円 |
| 設立 | 1969年 |
1969年の創業以来、半世紀にわたり鋳物加工を続けており、200キロから1トンクラスの中型鋳物加工を主力としている。近隣に競合が少なく、島根県内のほか鳥取、広島、岡山にも取引先を持つ。工作機械部品、印刷機械部品、船舶部品など幅広い業界の部品加工を手掛け、約10年前からは県内の大型鋳造加工会社と組んで鉄道部品も製作し、鉄道部品は売上の約3割を占めるまでに成長した。
抱えていた課題
やったこと
一度に14種の工程をセットできる14面パレット式横形マシニングセンタを導入した。これによりパレット交換時間がゼロとなり、生産性が大幅に向上し、年間170万円以上のロス削減も実現した。高精度の仕上げ工程を含む最大14種の工程を自動で行えるため、夜間の長時間無人運転が可能になった。高精度センサーシステムで素材寸法を測定し、中心を求める位置決め作業を無人工程にしたことで、手入力によるミスがなくなり精度も一層高まった。
パレット交換時間がゼロとなり、生産性が大幅に向上した。年間170万円以上のロスを削減した。手入力によるミスがなくなり、精度も一層高まった。夜間の無人運転が可能になり、省人化も進んだ。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
創業以来半世紀の鋳物加工と、業界で先駆的に設備投資を重ねてきた経緯が書かれ、過去の取組との一貫性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
近隣に競合が少ないこと、島根・鳥取・広島・岡山に取引先があること、1000分の1ミリ精度の加工技術が強みとして具体的に書かれている。
平均週2回・1回約2時間のパレット交換や年間数件の手入力ミスなど課題が数字で示され、14面機導入で解消する流れが書かれている。
パレット交換時間がゼロになり年間170万円以上のロス削減を実現したと数字で示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員18名で熟練工が位置決めを担っていたことはうかがえるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の記述は少ない。
鉄道部品が売上の約3割を占め、受注増加傾向が書かれており、顧客ターゲットや選ばれる理由の一部はうかがえるが整理は薄い。
導入後の運用として夜間・無人運転が可能になったと書かれているが、中長期の検証やスケジュールは記載されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
中型鋳物の高精度加工や鉄道部品への参入は読み取れるが、普及度や高付加価値化の水準を示す記述は薄い。
鉄道部品の製作が東南アジアを走る電車に使われていることはうかがえるが、波及効果や雇用創出への言及はない。
年間170万円以上のロス削減という効果は書かれているが、補助金投入額との比較となる費用対効果の記述はない。
高精度センサーシステムで位置決めを無人化した点は書かれているが、サプライチェーン全体への貢献までは述べられていない。
公開情報では判断できません。
島根県内の鋳物産業の盛んな地域で中型鋳物を手掛け、地域の取引先を持つ点は読み取れるが、雇用や地域成長への言及は薄い。
鉄道部品の需要が今後も期待され、鋳物や工作機械の受注も増加傾向にある。顧客の信頼を重ねて受注をさらに増やしたいとしている。
弊社では現在鉄道部品のシェアが売り上げの約3割を占めるようになった。完成した電車は東南アジアを走っており、今後も需要が期待される。鋳物や工作機械の受注も増加傾向にある。顧客の信頼を重ね、一層受注を増やしていきたい
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
木取り(カット)工程に、アミテック㈱製のコンピュータ制御全自動式ランニングソーRCV-100Bを導入した。
効果:木取り工程時間 3.3分/個→3.1分/個
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分