ものづくり補助金平成29年度製造業島根県

手づくり冷凍ピザの製造プロセス改善による安全面と生産性の向上

株式会社ハードリーフクリエイト

成果最大1500枚をストック可能になった

この事例のポイント

  • 手づくりのため1日の製造数が限られ、既存設備では受注増に対応できなかった。
  • 最大1500枚をストックできるプレハブ冷凍庫を導入し、製造したピザを手が空いた時間にまとめて貯蔵できるようにした。
  • 最大1500枚をストック可能になった。冷凍庫とショックフリーザーの導入で、ピザを手が空いた時間に製造・貯蔵できるようになり生産性が格段に向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ハードリーフクリエイト
所在地島根県 大田市
業種食料品製造業
技術分野製造環境
従業員数7人
資本金200万円
設立2014年

事業の背景

冷凍ピザは保存・冷凍技術の向上で市場が急拡大していた。同社は2016年頃から冷凍ピザ事業に注力し、各地のスーパーへ出荷していた。ピザは保存場所がなく、受注増に応えられないことがネックだった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力手づくりのため1日の製造数が限られ、既存設備では受注増に対応できなかった。
  • コスト・採算冷凍時間が一晩かかり、生産性が上がらなかった。
  • 品質・精度冷凍までの時間や異物混入の確認が十分にできず、衛生面と安全性に課題があった。

やったこと

最大1500枚をストックできるプレハブ冷凍庫を導入し、製造したピザを手が空いた時間にまとめて貯蔵できるようにした。約30分でマイナス30度まで冷凍できるショックフリーザーを導入し、従来一晩かかっていた冷凍時間を大幅に短縮した。品質管理のため金属探知機も導入し、異物混入を確認できるようにした。

加工機プレハブ冷凍庫 PF-22CC W2700*D1800*H2460
加工機ショックフリーザー HBC-12B3
検査測定金属検出機 MS-3147-3008-WP

新しい製品・サービス:冷凍ピザ(ご当地ピザ、レギュラーピザ、ナチュラルピザシリーズ)

事業の効果

  • 最大1500枚をストック可能になった
  • 従来一晩かかっていた冷凍時間が著しく短縮された

冷凍庫とショックフリーザーの導入で、ピザを手が空いた時間に製造・貯蔵できるようになり生産性が格段に向上した。急速冷凍により素材の新鮮さを保ちつつ衛生的な長期保存が可能になった。金属探知機で異物混入を確認でき、衛生面と安全性も高まった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.8 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性3

    サーフショップ、カフェ、イタリアン店から冷凍ピザ事業へ注力した経緯が書かれ、一貫性は読み取れるが、経営戦略の明示は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    ご当地食材を使った本格ピザが人気で、ニッチ戦略と市場拡大の動きに対応したことが具体的に書かれている。

  • 課題の認識と解決4

    既存設備で対応できず受注増に応えられない課題を挙げ、プレハブ冷凍庫などで1日の生産数を増やす計画が示されている。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、生産性向上の定性的な記述にとどまる。

  • 事業を進める体制2

    従業員数7名と記載があるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力についての記述はわずかにうかがえる程度。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    冷凍ピザの販売先が全国スーパーや百貨店のオンラインショップなど具体的で、本格的な味という選ばれる理由も示されている。

  • 事業化までの道筋3

    チルド商品への挑戦や海外進出の予定が書かれているが、スケジュールや課題解決方法は具体性が薄い。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    冷凍ピザは市場が急速に拡大したが、ご当地食材を使う差別化で高水準の付加価値化を図っていることが読み取れる。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用2

    地域の食材を使い、島根産の食材で地元の農家と連携している点がわずかにうかがえる程度。

  • 費用対効果4

    従来一晩かかっていた冷凍時間が著しく短縮され、1日の製造数が大きく増えたという効果が具体的に書かれている。

  • イノベーションへの貢献2

    急速冷凍機や金属探知機の導入で衛生面を高めた点はあるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    大田市や松江市など地域での事業展開と島根産食材の活用が書かれ、地域の特性を活かした事業であることは読み取れる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

チルド商品への挑戦と設備投資を進め、将来的には海外進出も視野に入れている。

事業者の声

将来的には海外も視野に入れている。味の追究は続けつつ、パッケージの改善なども進め、普及率向上を目指したい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。