ものづくり補助金平成29年度卸売業、小売業島根県

ショックフリーザー等の導入によるアイスケーキの新商品開発事業

シュブスタンス合同会社

成果店全体の売り上げ 100%→140%

この事例のポイント

  • クリスマスなどの繁忙期は生産力が足りず、毎年約50件の注文を断っていた。
  • 夏の売り上げ減少と繁忙期の受注増加に対応するため、アイスクリームを新たにメニューへ加えることにした。
  • 店全体の売り上げ 100%→140%。新店舗の開店とアイスクリームの追加により、店全体の売り上げは移転前に比べ約40%増加した。

事業者のプロフィール

事業者名シュブスタンス合同会社
所在地島根県 出雲市
業種飲食料品小売業
従業員数4人
資本金200万円
設立2018年

事業の背景

2008年9月に出雲市内でフランス菓子店をオープンし、上質な味わいで県内外から幅広い年代のファンやリピーターを集めてきた。主力はケーキ、タルト、チョコレート、焼き菓子など数十種類の菓子である。一方で夏場は売り上げが通常の半分程度まで減り、経営上の大きな課題になっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力クリスマスなどの繁忙期は生産力が足りず、毎年約50件の注文を断っていた。
  • 集客・繁閑夏場は菓子の売り上げが通常の半分程度まで落ち込んでいた。

やったこと

夏の売り上げ減少と繁忙期の受注増加に対応するため、アイスクリームを新たにメニューへ加えることにした。アイスクリームフリーザー、アイスクリーム用専用型、ブラストチラーHBC-6TA3、12卓上アイスクリームフリーザー、ジューサーミキサーSTEALTH、アイスクリーム用コーン焼成機などを導入した。アイスクリームの製造・販売には設備や環境に新たな基準が求められたため、新店舗を設けて移転した。保存のきくアイスケーキは通年での受注生産も可能にした。

  • その他ブラストチラーHBC-6TA3
  • 加工機12卓上アイスクリームフリーザー
  • 金型アイスクリーム用専用型
  • 加工機ジューサーミキサーSTEALTHアイスクリーム用コーン焼成機

新しい製品・サービス:地元フルーツを使ったアイスクリーム(夏季は最大10種類)、ブッシュドノエル風のアイスクリスマスケーキ、通年受注のアイスケーキ

事業の効果

  • 店全体の売り上げ 100%→140%
  • 導入5年後を目標としたアイスの年間売り上げ600万円も達成が視野に入りつつある

新店舗の開店とアイスクリームの追加により、店全体の売り上げは移転前に比べ約40%増加した。地元フルーツを使ったアイスは評判がよく、夏季には最大10種類を提供している。導入5年後を目標とした年間600万円のアイス売り上げも達成が見えてきている。アイスケーキは宅配でも崩れにくく、新型コロナ禍での外出控えによる新たな需要にも対応できている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均3.0 / 514観点のうち12観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    課題の認識と解決夏の売上が通常の半分程度まで減少という課題を示し、アイス導入後は店全体の売上が移転前に比べ約40%増加したと具体的に書かれている。
  • 4
    付加価値・賃上げの目標アイスの年間売上600万円を導入5年後の目標とし、達成が視野に入りつつあると数字で示されている。
  • 4
    顧客とニーズの裏付け地元フルーツを使ったアイスが評判で夏季に最大10種類、宅配でも崩れないアイスケーキという顧客ニーズへの対応が具体的に書かれている。

伸びしろがあった観点

  • 2
    事業を進める体制従業員4名で店舗を運営していることはうかがえるが、補助事業を遂行する体制や人材の詳細は書かれていない。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    夏場の売上減少という経営課題に対しアイスクリームを新たに加える方針が示され、経営上の位置づけは読み取れるが、過去の取組との一貫性は詳しく書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    フランス菓子の上品さや素材・鮮度へのこだわりが評判とされるが、市場動向や競合との比較による優位性の記述は薄い。

  • 課題の認識と解決4

    夏の売上が通常の半分程度まで減少という課題を示し、アイス導入後は店全体の売上が移転前に比べ約40%増加したと具体的に書かれている。

事業の実現可能性3.2
  • 付加価値・賃上げの目標4

    アイスの年間売上600万円を導入5年後の目標とし、達成が視野に入りつつあると数字で示されている。

  • 事業を進める体制2

    従業員4名で店舗を運営していることはうかがえるが、補助事業を遂行する体制や人材の詳細は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    地元フルーツを使ったアイスが評判で夏季に最大10種類、宅配でも崩れないアイスケーキという顧客ニーズへの対応が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋3

    今後のラインナップ拡大やウェブショップ、イートインスペース開設の構想が示されているが、スケジュールや解決方法は具体的ではない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    地元フルーツを使ったアイスや宝石のような菓子など高付加価値を目指す姿勢はうかがえるが、分野の普及度との比較は書かれていない。

公的補助の必要性2.0
  • 波及効果・雇用2

    地元フルーツの活用や新たな宅配需要への対応がうかがえるが、地域経済への波及効果の記述は限定的である。

  • 費用対効果2

    売上約40%増加や導入5年後の年間売上目標は示されているが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献ー

    公開情報では判断できません。

政策面3.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及3

    出雲市で地元フルーツを使い地域の店として営業している点は読み取れるが、雇用創出や地域成長への寄与は詳しく書かれていない。

今後の展望

今後はラインナップをさらに増やし、将来的にはウェブショップやイートインスペースのある新店舗の開設も構想している。

事業者の声

鮮度や素材にこだわった菓子を美味しく食べてもらいたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。