高齢者施設向け「カシデリ」事業の物流整備とIot導入によるオートメーション化
大量荷捌きが可能な新倉庫を開設し、カシデリ専用のECサイトと既存の基幹システムを連携させた。
効果:高齢者施設の利用件数 104件→475件
株式会社大分からあげ
成果全体の生産効率が約30%程度高まった。
| 事業者名 | 株式会社大分からあげ |
|---|---|
| 所在地 | 大分県 大分市 |
| 業種 | 飲食料品小売業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 300人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 2005年 |
大分発のからあげ専門店を展開する株式会社大分からあげは、県内で人気が高まり、直営店35店舗を大分・福岡・熊本に展開していた。直営店で販売していた『とりかわサクサク揚げ』は評判を呼び、本格的な生産ラインを増設し、2018年にはBtoB事業を担う外販事業部を立ち上げた。その後アイテムを増やし、空港・駅・高速道路SA・コンビニ・スーパーなどで販売を開始し、現在は関東エリアにまで販路を広げている。
抱えていた課題
やったこと
大分市の下郡工場内に、HACCP対応も考慮した『とりかわサクサク揚げ』製造専用ラインを拡充した。導入したのは、手作業で揚げていた工程を自動化するオートリフトフライヤーと、スタッフが手作業で袋詰めしていたラインに設置する30gずつ均等に袋詰めする専用の充填機である。あわせて、従来は設置していなかった金属探知機とウェイトチェッカーを導入し、安全対策と高精度な質量チェックができる体制を整えた。
| 加工機 | オートリフトフライヤー |
|---|---|
| 加工機 | 充填機 |
| 検査測定 | 金属探知機 |
| 検査測定 | ウェイトチェッカー |
新しい製品・サービス:『とりかわサクサク揚げ』の製造専用ライン(新工場)
新設した生産ラインにより全体の生産効率が約30%程度高まり、機械化によって製造環境が向上した。人件費の軽減にも貢献し、『とりかわサクサク揚げ』の生産工場としての体制が確立された。食品安全性の確保も図られた。一方、新工場の稼働開始が2020年4月と新型コロナウイルスの緊急事態宣言の時期に重なり、商業施設や交通関連施設のテナント系チャネルや土産品店を中心とした卸売で売上が立たず影響を受けた。宣言解除後は徐々に持ち直し、売上も前年並みに戻しつつあるという。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の唐揚げ事業から、直営店の商品開発過程で生まれた『とりかわサクサク揚げ』へ展開し、2018年に外販事業部を立ち上げた経緯が具体的に書かれている。
大手コンビニ・空港・高速SA等への販路拡大や関東進出は書かれるが、市場動向と自社の強み・弱みの分析は示されていない。
生産効率が約30%向上したと記載があり課題解決の方向は読めるが、課題認識や高付加価値化の計画は具体的に書かれていない。
生産効率約30%向上の実績はあるが、補助事業の目標値や付加価値額・賃上げの目標は事例に書かれていない。
社員数300名、新工場への増設と外販事業部の設置は読み取れるが、補助事業の遂行体制の詳細は薄い。
賞味期限90日、手づくり・国産・米油へのこだわりなど製品の価値や選ばれる理由が具体的に書かれている。
新商品の近日発売予定は書かれるが、中長期の遂行方法やスケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
剥がれ落ちた鶏皮を活用したスナック菓子で、賞味期限90日まで延ばした独自性が具体的に書かれている。
食品ロス削減と大分のからあげを全国へ届ける点は読めるが、波及効果や雇用創出の数字は示されていない。
生産効率約30%向上と人件費軽減が書かれるが、補助金額に対する費用対効果の数字は示されていない。
HACCP対応や金属探知機の導入で食品安全を高めたと書かれるが、サプライチェーン全体への貢献は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
大分県の唐揚げ文化を活かし、日田・大分下郡工場で製造して関東まで販路を広げた地域発の事業と読める。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
新たな商品を近日発売予定である。
いくら機械化が進んだとしても、味の決め手には人が関わるというスタンスは変わりません
公式の事例集より(原文のまま)
大量荷捌きが可能な新倉庫を開設し、カシデリ専用のECサイトと既存の基幹システムを連携させた。
効果:高齢者施設の利用件数 104件→475件
蓄積されたノウハウを活用し、デジタルピッキングシステムのソフトを開発会社と共同で開発した。
効果:出荷生産性は2倍となることが確認検証できた
使用済自動車の仕入から中古部品の出荷までを管理する統括システムに、独自のインターネット接続型物流ラックシステムを組み込んだ。
効果:部品1つ1つに対して作業員が撮影画像をアップロードしていた作業時間が大幅に短縮された。