ものづくり補助金平成29年度製造業広島県

最適化技術の導入によるモデルベース開発へのCAE受託参入と地域企業への貢献

株式会社HIVEC

この事例のポイント

  • マツダ協力企業としてCAE需要が拡大する中、地域内の自動車関連企業との連携取組が課題だった。
  • 導入した非線形構造解析「Abaqus」、流れ解析「Acu-Solve」、最適化解析「Opti-Struct」、振動解析、衝突解析、樹脂流動解析「3D-Timon」などの新CAEツ…
  • 広島県内の自動車関連の中小サプライヤーのモデルベース開発の取り組みに貢献できる体制が整った。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社HIVEC
所在地広島県 東広島市
業種輸送用機械器具製造業
技術分野情報処理,立体造形,複合・新機能材料
従業員数203人
資本金2.625億円
設立2003年

事業の背景

弊社は自動車・部品・鉄道車両・農機等の設計を行う会社で、国内外拠点の設計部隊と解析部隊が協業し、CAE解析から設計提案まで実施できる体制である。広島県ではマツダ株式会社を中心に自動車開発をモデルベース開発(MBD)に変革することを産学官連携の目標に掲げており、県下企業のCAE能力向上を支援するため、ひろしまデジタルイノベーションセンターが設置されていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能マツダ協力企業としてCAE需要が拡大する中、地域内の自動車関連企業との連携取組が課題だった。
  • 新製品・新技術最適化CAE等の最新のCAE解析ソフトを保有していなかった。

やったこと

導入した非線形構造解析「Abaqus」、流れ解析「Acu-Solve」、最適化解析「Opti-Struct」、振動解析、衝突解析、樹脂流動解析「3D-Timon」などの新CAEツールを導入した。同時に最適化解析経験者と非線形解析経験者を採用し、国立大学法人広島大学と最適化研究テーマを題材に研究利用を開始した。サプライヤーの実験者・解析者と協力し、引張・せん断試験によるSPOT破断データの取得や解析パラメータ設定を行った。完成車メーカー及びひろしまデジタルイノベーションセンターと連携し、実験データや材料データの共有により、ソフト活用技術の向上を進めた。

ソフトAbaqus(非線形構造解析)
ソフトAcu-Solve(流れ解析)
ソフトOpti-Structs(最適化解析)
ソフトNastran(振動解析)
ソフトRadioss(衝突解析)
ソフトLS-Dyna(衝突解析)
ソフトADAMS(機構解析)
ソフト3D-Timon(樹脂流動解析)

事業の効果

広島県内の自動車関連の中小サプライヤーのモデルベース開発の取り組みに貢献できる体制が整った。国立大学法人広島大学からの専門家受入れなどにより、地域の自動車関連企業群の国内外他地域同業者との競争力強化につながった。今後は、この事業で得られたデジタル化技術を活用し、他領域・他業種・他地域のCAE解析受託販路を開拓する。

今後の展望

2018年12月に経済産業省から地域未来牽引企業に選定されており、広島デジタルイノベーションセンターとより緊密に連携し、他領域・他業種・他地域のCAE解析受託販路を開拓して地域経済発展に貢献する。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。