高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
神和工業株式会社
成果切断量 1倍→1.8倍
| 事業者名 | 神和工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 田布施町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 93人 |
| 資本金 | 4,950万円 |
| 設立 | 1952年 |
鉄道車両用リベットの製造から始まり、特殊用途のボルト・ナットを各種プラントや橋梁、建築、造船向けに製造してきた。その後、火力発電所用プラントや産業用装置の設計・製作へ発展した。現在の主軸は橋梁、火力発電所、半導体プラント向け製品である。橋梁分野では、圏央道の4車線化や東海環状道路など継続的な工事により、当面年間21〜22万トンで推移する見込みで、年間2〜3千トンの合成床版の受注を見込んでいる。
抱えていた課題
やったこと
大型の鋼板を切断するためのレーザー切断機を導入した。本装置はプラズマと違いビームが安定しているため、24時間無人稼働が可能で、作業量の増減にも対応できる。プラズマ切断を上回る切断速度を実現し、切断精度も高いため次工程の穴開け加工も本装置で行えるようになった。
切断時の無人運転が可能になり、夜間の無人稼働が実現した。作業員を2人から1人に減らせ、作業効率が上がり働き方改革にもつながった。切断量は1.8倍となり、橋梁の売上は15%増加した。従来手作業だった穴開け加工をレーザー切断に置き換えられ、作業者を別の作業に振り分けられるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
鉄骨・合成床版など大型製品を得意とし、橋梁向け切断工程の課題を解消する設備導入で事業の延長線上にあると読み取れる。
橋梁、火力発電所、半導体プラントを主軸とし、水素・アンモニアプラント向けも視野にあると書かれ、強みの活用が読み取れる。
手作業の切断・穴開けがネックだったと課題を明示し、レーザー切断機で切断量1.8倍、橋梁売上15%アップという効果が示されている。
切断量1.8倍、橋梁売上15%アップ、2人から1人への省人化といった数値目標に近い成果が示されている。
公開情報では判断できません。
大型製品の高品質・短納期対応というニーズは示されるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は具体的に書かれていない。
導入後の効果は述べられるが、遂行方法やスケジュールに関する記述は見当たらず、わずかにうかがえる程度。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
大型鋼板のレーザー切断や穴開け一体化は業界で一般的とは言えないが、高付加価値化の水準を示す記述は乏しい。
圏央道4車線化や高速道路未整備区間解消、災害への備えといった社会インフラ整備への貢献が具体的に述べられている。
切断量1.8倍や売上15%増と効果は示されるが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
レーザー切断という先端設備の導入はあるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は記述が薄い。
水素・アンモニアプラント向けへの展開を視野に入れると述べられ、成長分野への進出意図がうかがえる。
山口県田布施町の企業とわかるが、地域特性を活かした雇用や地域成長への言及はほぼ見当たらない。
災害への備えや高速道路・国道の整備不足を背景に、橋梁の需要が続くと見込んでいる。今後は水素・アンモニアプラント向けなど時代を見据えた展開も視野に入れ、多様なニーズに高品質・短納期で応えていく考えである。
補助事業の目的は、単に機械を導入することではなく、日々感じている業務の課題を解消することにあります。
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分