回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社フクトクテクノス大分
| 事業者名 | 株式会社フクトクテクノス大分 |
|---|---|
| 所在地 | 大分県 大分市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,製造環境 |
| 従業員数 | 29人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1977年 |
株式会社フクトクテクノス大分は1977年に操業を開始し、小型の精密加工から発電・化学プラントの大型部品加工まで幅広く手がけてきた。とりわけ製鉄テストピース加工を得意とし、大手鉄鋼メーカーの一次取引先として、国内企業で多く用いられるJIS規格だけでも700種を超えるテストピースを加工している。近年はシャルピーと落重のテストピース出荷量が増加傾向にあり、海洋構造物や船舶に用いる超極厚鋼板の需要が高まっていることがその背景にある。
抱えていた課題
やったこと
シャルピーの識別番号刻印を手作業からレーザマーカ対応に切り替えるため、3軸同時レーザ制御システムを搭載した最新鋭レーザマーカを導入した。立体形状やワイドエリアにも対応でき、ヘッドに内蔵された多機能カメラにより、これまで別々の機器で行っていた印字と撮像を単体で操作できるようにした。あわせてVノッチなどのスリット加工用に小型横フライス盤を導入した。この横フライス盤はロスタイムが生じにくく、ある程度の負荷による刃物の破損も防げる仕様となっている。
| 加工機 | 最新鋭レーザマーカ(3軸同時レーザ制御システム搭載、多機能カメラ内蔵) |
|---|---|
| 加工機 | 小型横フライス盤 |
レーザマーカの導入により、シャルピーの刻印作業が手作業から機械化され、熟練度によるリードタイムの差や刻印位置のズレが生じにくくなった。シャルピーの作業時間は約40分短縮され、生産性が飛躍的に向上した。小型横フライス盤はロスタイムが少なく刃物の破損も防げるため、スリット加工の効率も改善された。作業員が怪我をするリスクも減り、作業環境の改善につながっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1977年操業以来の製鉄テストピース加工の実績と大手鉄鋼メーカーとの取引が書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
JIS規格700種超のテストピースを加工できる技術力と、海洋構造物・船舶向けの需要増加が書かれており、強みと外部環境の関係は読み取れる。
シャルピーの刻印作業が手作業で熟練度差やズレ・怪我リスクがあるという課題と、レーザマーカ導入による約40分の短縮が書かれている。
シャルピーの約40分短縮は示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
顧客は大手鉄鋼メーカーで、需要増加の背景も書かれているが、ターゲットや選ばれる理由の整理は具体的ではない。
導入設備と工程改善の内容はあるが、スケジュールや課題解決の方法の詳細は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
超極厚鋼板向けの試験需要が増えていると書かれるが、分野の認知度や高付加価値化の水準については触れられていない。
海洋構造物や船舶の鋼材開発にかかわる試験を担うと書かれ、国が補助する理由はわずかにうかがえる程度である。
約40分の時間短縮と生産性向上は書かれているが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
鋼材の研究開発や需要拡大との関連はうかがえるが、日本経済の構造転換に資する記述は見当たらない。
大分市の企業として精密加工の受注拡大を図るとあるが、地域の雇用や経済成長への波及は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
シャルピーと落重のテストピース需要の増大を見込み、新設備により受注拡大を狙う。あわせて作業員の環境整備と負担軽減によりワークライフバランスの促進につなげる意向である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%
小ロット・多品種・短納期の要求に応えるため、曲げ加工の対応力を強化する目的で高性能プレスブレーキ(デュアルドライブプレスブレーキ)を導入し…
効果:曲げ加工担当者数 3人→2人