高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
株式会社島津商会
| 事業者名 | 株式会社島津商会 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 山陽小野田市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業(別掲を除く) |
| 技術分野 | 複合・新機能材料,材料製造プロセス |
| 従業員数 | 70人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
同社は廃プラスチックのリサイクルとポリエチレンフィルムの製造を2本柱として事業を展開し、工場から廃プラスチックを引き取って資材として提供する循環型ビジネスを行っている。従来、低品質の廃プラスチックは人件費の安い中国などに輸出されて再生処理されることが多かった。しかし環境問題の高まりを受けて入荷が制限され、日本からの輸出もできない状態になっている。
抱えていた課題
やったこと
従来の設備では難しかった低品質の廃プラスチックを再資源化するため、連続式スクリーンチェンジャー付きのプラスチック再生機を導入した。この機械により、機械を止めることなくスクリーン(網)を交換できるようになった。廃プラスチックを投入し、加熱・溶融、押し出し、スクリーン(網)を通して異物を除去、定形状にカットしてペレット化する新たな生産ラインを構築した。テープ等の物性の異なるプラスチックの付着や添加剤の影響には、フィルム製造時に多層構造の成形とすることで対応した。再生原料を内層に、通常の原料を外層として多層構造のフィルムを製造した。
新しい製品・サービス:再生原料を内層に用いた多層構造のポリエチレンフィルム
低品質の廃プラスチックをペレット状の再生原料にして再資源化できるようになり、国内での資源循環に貢献できるようになった。導入した再生機で製造したペレットは、通常のポリエチレンと比べて密度やMIに極端な違いがなく、廃棄用フィルムとして十分な強度を保てた。再生原料を内層に用いた多層構造のフィルムは軽包装フィルムや廃棄用フィルムとして既に製造・販売しており、増産による販売量拡大が順調に進んでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
2006年の東京営業所開設、2008年のISO14001取得、2012年の宮崎工場新設など過去の取組はあるが、本事業との関係づけは薄い。
輸出規制で低品質廃プラスチックが処理できない外部環境に触れ、自社はリサイクルとフィルム製造の二本柱を持つと書かれている。
紙などの異物で網が詰まり再生機を止めていた課題を、連続式スクリーンチェンジャーで解決すると具体的に示している。
増産による販売量拡大が順調とあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
従業員数70名や創業以来の事業展開は書かれているが、補助事業の実施体制や担当の記述は薄い。
再生原料を内層に使った多層フィルムの製造を確認し、軽包装フィルムや廃棄用フィルムの用途を示している。
今後は生分解性添加剤や植物由来原料の使用を検討すると書かれているが、スケジュールや解決方法は示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
低品質廃プラスチックからの高品質フィルム化は従来難しかったとあるが、市場の普及度についての記述は薄い。
廃プラの国内循環と資源循環促進法への対応という社会的必要性が具体的に書かれ、国が支える理由が読み取れる。
補助金投入額や費用対効果の数字は示されておらず、増産による販売拡大が順調とあるのみ。
異物除去の連続化やリサイクル原料の資源循環の仕組みは読み取れるが、先端的なデジタル技術の活用は書かれていない。
プラスチック資源循環促進法への対応と循環型社会の実現に資する事業と読めるが、構造転換への言及は薄い。
山口県山陽小野田市の本社と地域での循環型ビジネスは書かれているが、地域の雇用創出への言及は乏しい。
今後は再生原料を主原料とし、生分解性のある添加剤、植物由来の原料、石灰石などを使用して、より付加価値の高いフィルムの製造も検討している。環境に配慮した経済活動により、持続可能な循環型社会の実現を目指す。
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件