ものづくり補助金平成29年度製造業徳島県

品質と生産性向上により、生産ロスを軽減し売上げ増と利益拡大を図る

株式会社岡萬商店

成果生産ロスの削減が図られた

この事例のポイント

  • 目視検査は労力が大きく、人手不足も重なって異物混入の解決が不十分だった。
  • X線異物検査装置を導入し、これまで検出が難しかった極小な異物も検出できるようにした。
  • 生産ロスの削減が図られた。X線異物検査装置により極小な異物も検出できるようになり、品質と生産性が向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社岡萬商店
所在地徳島県 石井町
業種食料品製造業
技術分野機械制御,機械制御,情報処理,情報処理,測定計測,測定計測
従業員数18人
資本金1,000万円
設立1902年

事業の背景

明治35年創業の菓子店で、お客様に喜ばれる菓子づくりを続けてきた。平成26年度事業で県産野菜・果実を使った餡の洋風菓子を開発した。平成29年度事業では長年の課題だった品質管理に取り組んだ。不良品の流出防止には人による目視と金属探知機による検査を行っていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度目視検査は労力が大きく、人手不足も重なって異物混入の解決が不十分だった。
  • 品質・精度極小な異物は従来の検査で検出が難しかった。

やったこと

X線異物検査装置を導入し、これまで検出が難しかった極小な異物も検出できるようにした。原材料を含め全商品について異物混入を防止し、安心安全な菓子を提供できる体制をつくった。品質と生産性を向上させ、生産ロスを削減した。平成26年度事業では3重餡自動機、充填機、ピロー自動包装機を導入し新商品を開発した。

検査測定X線異物検査装置
加工機3重餡自動機
加工機充填機
加工機ピロー自動包装機

新しい製品・サービス:県野菜・果実を利用した餡を用いた洋風菓子

事業の効果

  • 生産ロスの削減が図られた

X線異物検査装置により極小な異物も検出できるようになり、品質と生産性が向上した。生産ロスが減り、利益拡大につなげることができた。全商品で異物混入防止が図られ、品質の確保や新たな販路の開拓が期待できる。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    明治35年創業以来の菓子づくりと、平成26年度・29年度の取組が連続している点は読み取れるが、経営戦略上の位置付けまでは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    市場や競合の動向、自社の強み弱みの分析は書かれておらず、百貨店など販路拡大への期待がわずかにうかがえる程度。

  • 課題の認識と解決4

    目視検査の労力と人手不足という課題を示し、X線異物検査装置で極小異物を検出し生産ロスを削減して利益拡大につなげたと具体的に書かれている。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、生産ロス削減や利益拡大という方向性のみがうかがえる。

  • 事業を進める体制2

    従業員18名の規模や事業実施の体制は触れられているが、補助事業の遂行体制や事務処理能力の記述はない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    安心安全な菓子の提供や異物混入防止という価値は読み取れるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体的に書かれていない。

  • 事業化までの道筋2

    平成26年度から29年度への段階的な取組はうかがえるが、スケジュールや課題解決の方法の詳細は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    異物検査の高付加価値化や差別化を示す記述はわずかにうかがえるが、分野の普及度や市場水準との比較は書かれていない。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    HACCPへの対応や6次産業化への挑戦など、社会的な意義がわずかにうかがえるが、波及効果や雇用創出の数字は書かれていない。

  • 費用対効果3

    生産ロスの削減と利益拡大が述べられているが、補助金投入額に対する付加価値増加などの具体的な数字は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれておらず、6次産業化への言及がわずかにうかがえる程度。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    石井町の地域名や地域のイメージキャラクターとの関わりは触れられているが、地域経済への波及効果は具体的に書かれていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

百貨店などへの販路拡大にも貢献すると期待している。6次産業化に挑戦し、120年に向けて事業を広げようとしている。

事業者の声

今後、百貨店などへの販路拡大にも貢献してくれると思っています。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。