ものづくり補助金平成29年度製造業徳島県

高回転マシニングセンタによる微細加工を含む部品一式の加工体制構築

有限会社天野鉄工所

成果最大12000回転の高回転微細加工マシニングセンタを導入

この事例のポイント

  • 現有のマシニングセンタは小物から大型までの精密加工はできたが、微細加工まではできなかった。
  • 1mm以下の微細加工も可能な、最大12000回転の高回転微細加工マシニングセンタを導入した。
  • 最大12000回転の高回転微細加工マシニングセンタを導入。高回転マシニングセンタを従来の加工工程に組み込み、革新的な生産体制を構築した。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社天野鉄工所
所在地徳島県 徳島市
業種生産用機械器具製造業
技術分野精密加工
従業員数24人
資本金800万円
設立1970年

事業の背景

県外からの受注を獲得し、取り引きを京阪神まで広げていた。設備を充実させるほど新しい仕事につながるという好循環が生まれていた。近年は有機ELディスプレイ製造装置用の部品のオーダーが増えていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力現有のマシニングセンタは小物から大型までの精密加工はできたが、微細加工まではできなかった。
  • 新製品・新技術有機ELディスプレイ製造装置用の多品種小ロットの微細加工部品の受注に対応できなかった。

やったこと

1mm以下の微細加工も可能な、最大12000回転の高回転微細加工マシニングセンタを導入した。これを従来の加工工程に組み込み、微細加工を含む部品一式の受注をめざした。

加工機高回転微細加工マシニングセンタ

新しい製品・サービス:微細加工を含む精密部品の一式加工

事業の効果

  • 最大12000回転の高回転微細加工マシニングセンタを導入

高回転マシニングセンタを従来の加工工程に組み込み、革新的な生産体制を構築した。小物から大型まで、微細加工を含む多種多様な精密部品の一式加工が可能になった。短納期も実現し、他社の追随を許さないオンリーワンの生産能力が受注増につながっている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    県外受注から京阪神へ広げ、設備増強で受注が増えたと経緯が書かれるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    四国内トップクラスの設備と5面加工機が強みとされ、有機ELという成長分野の需要に触れるが、市場動向の数値は示されていない。

  • 課題の認識と解決3

    微細加工ができないことが課題として書かれ、高回転マシニングセンタ導入で解決したとあるが、付加価値向上の数値目標はない。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    受注増や短納期は書かれるが、付加価値額や賃上げの目標値は記載されていない。

  • 事業を進める体制2

    従業員数24名や新工場・営業所開設の記載はあるが、補助事業を遂行する体制の詳細は読み取れない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    最大12000回転で1mm以下の微細加工が可能、小物から大型まで一式加工できる点が、顧客ニーズへの対応として具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    導入後の工程組込みは述べられるが、中長期の検証やスケジュール、課題解決の方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    1mm以下の微細加工を含む多品種小ロット部品の一式加工体制を構築し、他社の追随を許さないオンリーワン能力と書かれている。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    有機ELという成長分野の需要に触れるが、雇用創出や波及効果など国が補助する積極的理由は書かれていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    AI門型5面5軸加工機の記載はあるが、デジタル技術の活用がサプライチェーンの革新にどう貢献するかは示されていない。

政策面50%
  • 成長分野への進出3

    有機ELディスプレイ製造装置という成長分野への進出が書かれ、構造転換への言及はあるが具体性は薄い。

  • 地域経済への波及2

    徳島の企業として新工場を開設したとあるが、地域経済の牽引や雇用創出の数値は書かれていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

機械を1台増やすごとに技術もランクアップし、着実に受注を増やしてきました。「できない」の一言を言いたくないから、常に革新を心がけ、技術、設備、生産体制すべてに自信を持って攻めの姿勢を貫いています。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。