ものづくり補助金平成29年度製造業徳島県

新商品 鶏肉加工品(レトルト食品)の開発

有限会社阿波食品

この事例のポイント

  • 焼き鳥店やスーパー、学校給食向けの下請けが中心で、年単位・月単位の受注のため変動が大きく、経営が安定しなかった。
  • 鶏肉を主体とした、現在開拓されていない常温保存・常温物流形態の独自のレトルト食品の開発を目指した。
  • 鶏肉のみのレトルト食品は業界初で、常温保存が可能なため長期保存や携帯性により他社製品と差別化でき、売上増が期待される。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社阿波食品
所在地徳島県 阿波市
業種食料品製造業
従業員数4人
資本金500万円
設立2005年

事業の背景

当社は焼き鳥店、スーパー、学校給食向けの下請けが中心の鶏肉加工業者である。受注は年単位・月単位で変動が大きく、経営は安定せず苦しい状況にあった。年間を通じて安定的に販売が見込める商品を求めていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力焼き鳥店やスーパー、学校給食向けの下請けが中心で、年単位・月単位の受注のため変動が大きく、経営が安定しなかった。

やったこと

鶏肉を主体とした、現在開拓されていない常温保存・常温物流形態の独自のレトルト食品の開発を目指した。補助事業によりスチームコンベンションオーブン、高温高圧調理機、磁化式金属検出機などを導入し、鶏肉のレトルト食品を完成させた。鶏肉のみのレトルト食品は業界初の試みである。賞味期限設定のための菌検査等を行っており、その期間に新規販売先の開拓を進める。惣菜製造業の営業許可も取得する必要があり、取得後は鶏肉以外の販売も可能となる。

加工機スチームコンベンションオーブン
加工機高温高圧調理機
検査測定磁化式金属検出機

新しい製品・サービス:鶏肉加工品(レトルト食品)「いっちょかー」

事業の効果

鶏肉のみのレトルト食品は業界初で、常温保存が可能なため長期保存や携帯性により他社製品と差別化でき、売上増が期待される。賞味期限設定の菌検査等のため販売開始は少し先になるが、その間に新規販売先を開拓する。惣菜製造業の許可取得後は鶏肉以外の販売にも広げ、新たな事業展開を図る。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    焼き鳥店や給食向けの下請けが中心で受注変動が大きいと記載があり、自社ブランド展開への転換の一貫性はうかがえるが具体性は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    鶏肉のみのレトルト食品は業界初で常温保存・携帯性で差別化とあるが、市場規模や競争状況の数字は書かれていない。

  • 課題の認識と解決4

    下請け中心で経営が不安定という課題を認識し、年間を通じて売れるレトルト商品で解決を図る方向が具体的に書かれている。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    売上増が期待できるとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制2

    賞味期限設定のための菌検査や惣菜製造業の営業許可取得が必要と書かれるが、体制や人材の記載はない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    鶏肉のみのレトルト、常温保存・携帯性という製品の特徴と差別化点が明確に書かれている。

  • 事業化までの道筋3

    菌検査や営業許可取得、新規販売先開拓など今後の段取りは書かれているが、スケジュールは示されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    鶏肉のみのレトルト食品は業界初の試みで、現在開拓されていない常温物流形態と記載されている。

公的補助の必要性27%
  • 波及効果・雇用2

    地域の防災食・非常食としての提案に触れるが、雇用創出や波及効果の記載は乏しい。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面50%
  • 成長分野への進出2

    常温物流の新形態で食品分野の構造転換にふれるが、市場成長の裏付けは示されていない。

  • 地域経済への波及3

    徳島県阿波市の食品加工業者として、防災食提案などで地域の食品に関わる方向が書かれている。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

鶏肉の高たんぱく・低カロリーといった特長を生かし、地域の防災食・非常食としての提案やエシカル消費を意識した商品づくりを進める。

事業者の声

補助金のおかげで弊社の向かうべき方向と環境が整いました。鶏肉は、高たんぱく・低カロリーなヘルシー食品であり、疲労回復にも効果があることで注目されています。今後、地域の防災食、非常食としての提案や、エシカル消費を意識した商品づくりをすすめていきたいと考えています。鶏むね肉を2週間食べてみてください。継続的に「イミダペプチド」を摂取でき疲労感が改善されます。私が安心・安全をお届けします。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。