高齢者施設向け「カシデリ」事業の物流整備とIot導入によるオートメーション化
大量荷捌きが可能な新倉庫を開設し、カシデリ専用のECサイトと既存の基幹システムを連携させた。
効果:高齢者施設の利用件数 104件→475件
有限会社エトワール・ホリエ
成果従来10日間だった賞味期限を1カ月〜2カ月ほど延長できた。
| 事業者名 | 有限会社エトワール・ホリエ |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 伊万里市 |
| 業種 | 飲食料品小売業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 21人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1900年 |
創業124年の老舗菓子舗で、饅頭やせんべいなど100種類以上を自社製造している。主力商品の伊万里焼饅頭は発売以来73年親しまれ、現在は全売上の70%を占める。しかし近年は売り上げが横ばいで、購買層は50〜60歳代以上に偏り、やわらかいものに慣れた若者の購入が減っていた。
抱えていた課題
やったこと
若者にも馴染みやすい新商品として、伊万里焼饅頭の生地で抹茶を練り込んだあんを包んだ「伊万里焼饅頭・緑茶」を2018年に完成させた。日持ちと包装の課題に対応するため、自動包装機を導入した。脱酸素剤を伊万里焼饅頭の下に置いてラインに流し、ピロー包装からシールまでを半自動化した。
| 加工機 | 自動包装機 |
|---|
新しい製品・サービス:伊万里焼饅頭・緑茶
自動包装機の導入により、脱酸素剤の封入と専用袋による包装で賞味期限が延び、課題だった日持ちが改善した。3000個の包装時間は6時間から1時間弱に短縮され、1人あたりの包装個数は12倍になった。これにより包装スタッフ2人を製造工程に配置転換でき、伊万里焼饅頭・緑茶の製造拡大につながった。作業負担と衛生面のリスクも減り、従業員が商品に丁寧に向き合えるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
伊万里焼饅頭の70%が売上を占め、新商品・緑茶を開発した経緯が書かれるが、経営戦略上の位置づけまでは述べられていない。
若者の購入減少や水分量の多い商品開発など市場動向への対応は読み取れるが、競争優位性の記述は薄い。
包装がひっ迫し常時生産できない課題を特定し、自動包装機導入で生産性12倍と具体的な改善を示している。
包装時間6時間から1時間弱、1人1時間の包装数125個から1500個(12倍)、賞味期限10日から1~2カ月と数値目標と実績が示されている。
従業員数21人や包装スタッフの製造部門への配置転換は書かれるが、補助事業の遂行体制の詳細は薄い。
若者向け商品という顧客ターゲットと、日持ち延長で計画生産ができる点など選ばれる理由が具体的に読み取れる。
導入後の手作業と機械の使い分けという課題は述べられるが、スケジュールや中長期の検証方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
水分量の多い饅頭の日持ち課題を脱酸素包装で解決した点は読み取れるが、分野全体の認知度や高価格化は書かれていない。
地域の伊万里焼にヒントを得た商品で地域に支えられていると述べるが、国が補助する積極的理由は書かれていない。
生産性12倍、賞味期限延長、人員2人を製造部門へ配置転換と、設備投資の効果が数字で示されている。
自動包装機による半自動化は読み取れるが、デジタル技術や新ビジネスモデルの記述はない。
公開されている事例からは読み取れません。
伊万里市の伊万里焼を活かした地域の名産菓子で、地域の皆さんに支えられていると述べられている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
賞味期限が延びたことで、年間の販売計画と連動した計画生産の体制が整った。今後は、どこまでを手作業にしどこまでを機械に任せるかという技術の伝承が課題として残っている。
大量荷捌きが可能な新倉庫を開設し、カシデリ専用のECサイトと既存の基幹システムを連携させた。
効果:高齢者施設の利用件数 104件→475件
製品形状を円形から正方形に変更し、一軸方向へのスライドで着脱できるスライド構造の床排水トラップ「スライドロック」を開発した。
効果:洗濯機の排水ホース内に残ってしまう排水量を大幅に少なくすることができた。
CADデータから素早く正確に造形できる高性能3次元プリンターを導入した。
効果:実物見本の作成期間 5日→2日