ものづくり補助金平成25年度卸売業、小売業宮崎県

食品加工所の新設による新商品開発と製造、発送体制の整備

有限会社九南サービス

成果商品製造量 1倍(従来比)→3倍(従来比)

この事例のポイント

  • 商品の種類が多く小ロットでの作業体制が主なため、大量の注文に応じられない。
  • 課題解決のため新工場を建設し、そこで使用する加工品製造・生産性向上・衛生管理の機械設備を導入するとともに、新商品の開発に着手した。
  • 商品製造量 1倍(従来比)→3倍(従来比)。インクジェットプリンター搭載型シール機の導入で印字と金属探知を同一ラインにまとめ、商品製造が従来の3倍となり作業効率が…

事業者のプロフィール

事業者名有限会社九南サービス
所在地宮崎県 都城市
業種飲食料品小売業
設立1993年

事業の背景

当社は平成5年の創業以来、椎茸を中心に安心・安全な野菜等の販売と、それらを活用した加工品の製造・販売を行ってきた。直営店、電話注文、インターネットショップ「タマチヤンショップ」で販売しており、インターネットショップでの売上は会社全体の8割以上を占める。近年はリピーターも増え、会社全体の売上も増加している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力商品の種類が多く小ロットでの作業体制が主なため、大量の注文に応じられない。
  • 生産能力お客様からのクレームが増加しており、生産性向上への取組が求められていた。
  • 品質・精度消費者が求める食の安全性への対応が必要だった。
  • 新製品・新技術インターネットショップでは全国の消費者に情報が直ちに届くため、多様化する顧客ニーズに対応する商品ラインナップの拡充が喫緊の課題だった。

やったこと

課題解決のため新工場を建設し、そこで使用する加工品製造・生産性向上・衛生管理の機械設備を導入するとともに、新商品の開発に着手した。加工品製造では、木耳を野菜洗浄機で洗浄してごみや木くず、付着した虫を取り除き、野菜は土を落としてからフードスライサーでスライスする。11月から4月は規格外の大葉椎茸を、6月からは木耳や野菜をカットして乾燥機で乾燥させる。スライスした椎茸や規格外の椎茸はハンマークラッシャーで粉末にし、他のきのこ類やゴーヤなども注文に応じて粉末化できるようにした。袋詰め工程では、インクジェットプリンター搭載型シール機を導入して商品デザインと日付の印字、金属探知を同一ラインで行えるようにした。衛生管理のためエアシャワーと空気清浄装置も導入した。

  • 加工機野菜洗浄機フードスライサーハンマークラッシャー乾燥機インクジェットプリンター搭載型シール機
  • その他エアシャワー空気清浄装置

新しい製品・サービス:椎茸を活用した新商品(椎茸茶用の粉末、椎茸ラーメンのスープ用スライス、椎茸ドレッシング用粉末など)及びその他の安心・安全な野菜を活用した加工品の開発に注力しており、近いうちに商品化できる見通しである。

事業の効果

  • 商品製造量 1倍(従来比)→3倍(従来比)

インクジェットプリンター搭載型シール機の導入で印字と金属探知を同一ラインにまとめ、商品製造が従来の3倍となり作業効率が向上した。印字ミスもなくなった。外部委託していた加工を自社で行えるようになり、コストダウンと加工のスピードアップにつながった。衛生設備の整った工場で安全な加工ができるようになり、社員の衛生意識が高まって品質管理が徹底された。取り扱い品目と生産高は200%以上、売上額は20%以上、付加価値額は10%以上伸びた。

今後の展望

インターネット販売を経営の柱とする当社は、5年後に200%の売上増を達成する計画である。宮崎産商品の販売と6次産業化によって付加価値を創造し、経営の安定につなげることを目標としている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。