医療機器用精密部品の短納期化に向けた生産体制強化計画
生産体制の情報を一元管理できる基幹系生産管理システム(株式会社テクノアのTECHS-BK)を導入した。
効果:納期 14日→10日
ユニバース株式会社
| 事業者名 | ユニバース株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 嬉野市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1987年 |
創業当初は3人の町工場で始めた成形機の設計製造業務が、規模を拡大してきた。現在は連続押出成形のための真空混練押出成形機に特化し、設計・製造・販売・改造・メンテナンスを社内で一貫して行っている。主要顧客は自動車装備品に関わる自動車業界で、激しいコスト競争と開発スピードが求められている。真空混練押出成形機は年々大型化しており、搭載する大型パーツの高精度な仕上げを外注に頼っていた。
抱えていた課題
やったこと
倉敷機械製のテーブル型CNC横中ぐりフライス盤を導入した。既存の汎用横中ぐり盤は最低8年の経験を積んだ熟練工でないと扱えなかったが、新規設備は一度プログラムを入力すれば新人でも加工できる。5軸加工機能により加工面が鏡面になり、長時間かかっていた手磨きが不要になる加工もある。さらに加工面を自動で反転させるため、人の段取りなしに最後まで自動で加工が進み、並行して他の作業もできるようになった。
| 加工機 | テーブル型CNC横中ぐりフライス盤(倉敷機械製) |
|---|
主力の真空混練押出成形機で必要な原料ケースなどの大型パーツを内製化でき、効率的な加工が実現した。低価格かつ高精度な製品を顧客に素早く安定的に供給できるようになった。見積り後に注文に至らなかった顧客からの受注獲得が期待でき、成形テストで必要な部品も即社内製作して開発に素早く対応できるようになった。製造リードタイムの大幅短縮と工場の稼働許容量の向上が見込まれ、時間外労働の偏りを防いで定時内での作業終了を目指している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
主力の真空混練押出成形機の部品内製化という経緯は読めるが、中期の経営戦略上の位置づけは書かれていない。
自動車業界の激しいコスト競争と大型化に触れ、外注依存脱却で短納期化を図ると書かれているが、自社の強み・弱みの分析は薄い。
外注依存による対応遅れを課題と認識し、内製化で短納期化・低コスト化・精度向上を図るという実効的な計画が読み取れる。
製造リードタイム短縮や時間外労働の偏り防止に触れるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。
設計・機械・成形が連携する体制や熟練工でなくても加工できる点は読めるが、体制の人数や事務処理面の記載は薄い。
低価格かつ高精度な部品の供給や受注獲得の期待は書かれているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
商品開発や新事業立ち上げを目指すとあるが、スケジュールや遂行方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
鏡面加工や手磨き不要の加工に触れるが、分野での普及度や高付加価値化の水準は示されていない。
自動車装備品業界への供給と雇用維持・拡大に触れるが、波及効果の規模は示されていない。
手磨き不要や段取り省略で稼働許容量が大幅向上すると書かれているが、数値による費用対効果は示されていない。
5軸加工や自動反転による自動化に触れるが、デジタル技術の活用による地域・サプライチェーンへの貢献は限定的。
公開されている事例からは読み取れません。
佐賀県での雇用の維持と拡大を目指すと書かれているが、地域の特性を活かした具体的な取組は示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
本設備の導入で浮いた経費や空き時間を商品開発に充て、近い将来に新事業を立ち上げることを目指す。佐賀県での雇用の維持と拡大を目指し、若い世代の採用と定年後の雇用継続を進める。
生産体制の情報を一元管理できる基幹系生産管理システム(株式会社テクノアのTECHS-BK)を導入した。
効果:納期 14日→10日
平成25年度補正中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新補助金により、コスト競争力に優れた新インサート成形ラインの開発と構築に…
効果:材料の所要量 100%→50%
製造工程に真空熱処理炉を導入し、高硬度材精密部品の熱処理工程を外注から内製に切り替えた。