回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社カワセテック
成果バリ取り・熱歪み・焼けの手直し時間 30分→5分
| 事業者名 | 株式会社カワセテック |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 唐津市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 17人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 2013年 |
精密板金加工、レーザー加工、鋼板曲げ加工、溶接を主な事業とする。創業以来の主要取引先は東京エレクトロン株式会社で、同社は半導体製造装置の売上高世界4位のトップメーカーである。半導体の用途がパソコンやスマホからデータセンター、IoT、AI、電気自動車などへ広がり、取引先から度重なる増産要請を受けていた。
抱えていた課題
やったこと
今回、従来のTIG溶接に比べて2~10倍の速さで溶接できるアマダ社の最新型ファイバーレーザーハンディ溶接機を導入した。ビーム品質(集光性)の向上により、TIG溶接機よりも微小かつ安定したスポット溶接を実現し、バリ発生と焼けの発生を大幅に抑えた。ファイバーレーザー溶接は集光密度が高く細いことから、熱による歪みも軽減できた。省エネ型発振機を採用して消費電力を90%以上削減し、NC自動焦点制御により美観重視の溶接から強度重視の溶接まで幅広く加工できるようにした。
| 加工機 | ファイバーレーザーハンディ溶接機(アマダ社製、最新型) |
|---|
1台あたりの溶接時間は従来の半分以下になり、バリ取りや手直しの時間も大幅に短縮された。溶接工程の作業は2名体制から1名分の稼働時間の約80%を他業務に回せるようになり、人員効率が改善した。これにより半導体装置パネル部品の生産能力が向上し、品質向上と納期短縮も実現した。さらに生産性改善のノウハウを蓄積し、今後の社員教育に活用できる経営資源も得られた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
溶接工程の効率が課題とされ、半導体製造装置部品の本体パネル製造を担う事業との関連は読み取れるが、過去の取組との一貫性は具体的に書かれていない。
半導体需要拡大と取引先からの増産要請が示され、溶接時間短縮で月100~120台から200台へ生産能力を倍増できたと書かれている。
溶接工程の課題を全製造工程の約50%を占めるボトルネックと特定し、溶接時間を従来の半分以下にする具体策が数字つきで示されている。
年間2~3%の賃上げ計画と年間1~2名の新規雇用が示され、生産台数も具体的に示されている。付加価値額の数値目標は書かれていない。
溶接工程を2名で担当し、うち1名の稼働の約80%を他業務に回せたとあるが、体制や事務処理能力の確保については書かれていない。
半導体製造装置部品の需要拡大と取引先からの増産要請が示され、ニーズの裏付けは具体的だが、顧客ターゲットの整理は薄い。
溶接機の導入や増産体制の構築が示されるが、中長期の遂行方法やスケジュールは具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
ファイバーレーザー溶接の高品質化は述べられるが、同分野での高付加価値化・高価格化の水準は具体的に書かれていない。
半導体需要拡大への対応と地域経済活性化への寄与、若手人材の雇用増加が示されているが、波及効果の規模は数字で示されていない。
溶接時間の短縮、手直し時間の30分から5分への短縮、消費電力90%以上の削減など数字で費用対効果の高さがうかがえる。
ファイバーレーザー溶接機の導入による品質向上は示されるが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は薄い。
半導体の用途が データセンターやAI等に広がっていることに触れるが、日本経済の構造転換への言及はわずかである。
唐津市の本社工場での事業と地域経済活性化への寄与に触れるが、地域特性を活かした付加価値の具体的な数値は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
収益増加が期待でき、収益の一部を従業員に還元して年間2~3%の賃金アップを行う計画である。増産体制の構築のため年間1~2名の新規雇用を継続する予定である。若手人材の雇用増加により地域経済活性化に寄与する所存である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg