ものづくり補助金平成29年度建設業宮崎県

高性能な動力切断機・折曲機の導入により、低コストで高精度な建築板金の実現

株式会社優和

この事例のポイント

  • 板金加工を同業他社の設備を借りて行っていたため、コストがかかっていた。
  • 板幅300mmまでならどんな長さの板でも切断できる動力切断機を導入した。
  • 板金加工を内製化したことで作業効率が大幅に向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社優和
所在地宮崎県 えびの市
業種職別工事業(設備工事業を除く)
技術分野精密加工
従業員数2人
資本金1,000万円
設立2016年

事業の背景

同社は高い技術を持っていたが、板金加工を同業他社の設備を借りて行っていたため、コストと納期に課題を抱えていた。そのため受けられる仕事を絞っていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算板金加工を同業他社の設備を借りて行っていたため、コストがかかっていた。
  • 納期・工程コストと納期に課題を抱え、高い技術があっても受ける仕事を絞っていた。

やったこと

板幅300mmまでならどんな長さの板でも切断できる動力切断機を導入した。切断後の板を折り曲げる動力折曲機も導入した。動力折曲機は最新機能により高精度な折りを実現している。これにより、これまで他社設備で行っていた板金加工を自社で内製化した。

事業の効果

板金加工を内製化したことで作業効率が大幅に向上した。その結果、売上が増加するとともに、新たな可能性も広がった。休日取得や労働時間の短縮など、働き方も改善された。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.8 / 514観点のうち12観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    課題の認識と解決外注によるコストと納期の課題を認識し、動力切断機と動力折曲機の導入で作業効率が飛躍的に向上し売上が倍増した具体的な解決策が示されている。
  • 4
    顧客とニーズの裏付け顧客ニーズに応えるため板金加工を内製化したと明記され、板幅300mmまでどんな長さの板も切断できる設備で受注対応力を示している。

伸びしろがあった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標売上増加や休日増加など成果は触れられているが、付加価値額や賃上げの目標値、その実現見込みの数値は示されていない。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    高い技術を持ちながらコストと納期に課題があり受注を抑えていたが、板金加工の内製化に取り組んだという過去から現在への一貫した流れが読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    高い技術力を持つ一方で外注に頼ったため納期が課題だったと書かれ、内製化で自社の技術を生かせる体制を作ったことが読み取れる。

  • 課題の認識と解決4

    外注によるコストと納期の課題を認識し、動力切断機と動力折曲機の導入で作業効率が飛躍的に向上し売上が倍増した具体的な解決策が示されている。

事業の実現可能性2.6
  • 付加価値・賃上げの目標2

    売上増加や休日増加など成果は触れられているが、付加価値額や賃上げの目標値、その実現見込みの数値は示されていない。

  • 事業を進める体制2

    従業員2名の小規模体制であることは書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な記述は乏しい。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    顧客ニーズに応えるため板金加工を内製化したと明記され、板幅300mmまでどんな長さの板も切断できる設備で受注対応力を示している。

  • 事業化までの道筋2

    今後の展望として仕事をまわして社会的信用を得たいとあるが、遂行方法やスケジュール、課題解決の具体的方法は示されていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    板金加工を内製化し、最新機能の動力折曲機で高精度な折りを実現しており、同分野で高水準の加工技術を持つことが読み取れる。

公的補助の必要性2.0
  • 波及効果・雇用2

    地元への社会貢献や信用の確立に触れているが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する積極的な理由は書かれていない。

  • 費用対効果2

    作業効率の飛躍的向上と売上倍増は記載されるが、補助金投入額に対する費用対効果を示す数値や比較は示されていない。

  • イノベーションへの貢献ー

    公開情報では判断できません。

政策面3.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及3

    宮崎県えびの市の地元企業として地元への社会貢献を掲げており、地域の特性を活かした事業であることが読み取れる。

今後の展望

設備は整ったので、仕事をまわして社会的信用を得られる会社にしていきたいと考えている。経営に余裕ができれば、地元への社会貢献もしていきたいと考えている。

事業者の声

自分で考えて発展させていく。そこがものづくりの面白さです。ただ、私のように経験を重ねると固定観念が邪魔をして新しい発想が難しい。だから頭の柔らかい若い人たちに業界に入ってきてもらえればと思います。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。