ものづくり補助金平成29年度製造業鹿児島県

一次加工生産能力の増大を図り、短納期で高精度の鉄骨加工を実現する

有限会社神薗鉄工建設

成果穴あけ工程の労働環境が改善され、生産性も向上(1.5倍)

この事例のポイント

  • 一次加工ラインは機械が古く生産能力が低いため、これまでは一次加工を仕入れ先の鋼材屋に外注することが多かった。
  • 高性能のドリルマシンを導入し、一次加工能力の向上を図った。
  • 穴あけ工程の労働環境が改善され、生産性も向上(1.5倍)。高性能ドリルマシンの導入により、穴あけ工程の時間が短縮され高精度の加工が可能となった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社神薗鉄工建設
所在地鹿児島県 南九州市
業種鉄鋼業
技術分野機械制御,機械制御,情報処理,情報処理,精密加工,精密加工
従業員数8人
資本金500万円
設立1976年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力一次加工ラインは機械が古く生産能力が低いため、これまでは一次加工を仕入れ先の鋼材屋に外注することが多かった。
  • コスト・採算材料の仕入れに時間とコストがかかり、仕入原価が上がってしまっていた。
  • 生産能力工場での加工能力を上げ、仕事の効率化を図ることが必要になっていた。

やったこと

高性能のドリルマシンを導入し、一次加工能力の向上を図った。穴あけ加工の時間短縮により、一次加工の工程のボトルネックを解消して生産効率を上げた。高精度の加工を実現できることを確認した。

事業の効果

  • 穴あけ工程の労働環境が改善され、生産性も向上(1.5倍)

高性能ドリルマシンの導入により、穴あけ工程の時間が短縮され高精度の加工が可能となった。生産性は飛躍的に向上し、多能工化も図られた。短納期対応や工期短縮ができるようになり、新規顧客開拓も進んだ。鹿児島市内及び周辺地域の案件受注が順調に伸びている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.8 / 514観点のうち11観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    課題の認識と解決ボトルネックだった穴あけ工程を課題として認識し、高性能ドリルマシン導入で時間短縮と高精度化を図った点が具体的に読み取れる。

伸びしろがあった観点

  • 2
    強み・弱みを踏まえた優位性地域密着の鉄工建設業という強みはうかがえるが、市場動向や競合に対する競争優位性の分析は書かれていない。
経営戦略との整合性3.0
  • これまでの取組との一貫性3

    事例では従来の外注依存から内製化へ移行したとあり、一次加工能力を上げる方向性は読み取れるが、過去の取組との連続性や経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    地域密着の鉄工建設業という強みはうかがえるが、市場動向や競合に対する競争優位性の分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決4

    ボトルネックだった穴あけ工程を課題として認識し、高性能ドリルマシン導入で時間短縮と高精度化を図った点が具体的に読み取れる。

事業の実現可能性2.8
  • 付加価値・賃上げの目標3

    生産性が1.5倍になったと専門家コメントにあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    社員が全ての加工の多能工化を進め資格取得に取り組むとあり、体制の一端がうかがえるが事務処理能力などは不明。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    短納期・高精度対応で鹿児島市内や周辺の案件受注が伸びたとあり、選ばれる理由の一部は読み取れるがターゲット整理は薄い。

  • 事業化までの道筋3

    今後の取組としてライン全体の新規設備導入・改善を進める方針が示されているが、スケジュールは書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性判断できません
  • 新しさ・高付加価値ー

    公開情報では判断できません。

公的補助の必要性2.5
  • 波及効果・雇用3

    地域の雇用拡大に寄与すると述べられており、地域への波及効果の意図は読み取れるが具体的な数字はない。

  • 費用対効果2

    生産性1.5倍という数字はあるが、補助金投入額に対する費用対効果は示されていない。

  • イノベーションへの貢献ー

    公開情報では判断できません。

政策面3.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及3

    地域密着型で地域の案件受注と雇用拡大に貢献する方向性が示されているが、地域成長への牽引は具体性が薄い。

今後の展望

一次加工の比率を上げるため、ライン全体の新規設備導入・改善を行い、省力化・省人化を進める。地域の案件受注に繋がるよう販促活動を続け、地域の雇用拡大にも寄与する。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。