ものづくり補助金平成29年度製造業鹿児島県

ITを取り入れた消波ブロック養生シート再生のための環境に優しい設備の導入による再生プロセスの構築

株式会社コマロック

成果作業人員(コマシート5枚洗浄時) 3名→2名

この事例のポイント

  • 養生シートの洗浄にムラが出て、仕上がりが均一でなかった。
  • 平成30年12月に養生シート自動洗浄装置を導入した。
  • 作業人員(コマシート5枚洗浄時) 3名→2名。養生シート自動洗浄装置の導入により、洗浄の仕上がりが均一になった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社コマロック
所在地鹿児島県 鹿児島市
業種その他の製造業
従業員数26人
資本金3,000万円
設立1990年

事業の背景

当社は消波ブロック製作に欠かせない養生シートの再生事業を行っている。一度使用された養生シートを廃棄すると資源の無駄になり、環境保全の観点からも再利用が必要とされていた。工事現場では品質の確保とタイムリーな供給が求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度養生シートの洗浄にムラが出て、仕上がりが均一でなかった。
  • コスト・採算クレーンで吊り上げ人の手で高速洗浄しており、洗浄に人員と時間がかかっていた。
  • 納期・工程工事現場へのタイムリーな供給が求められるのに、再利用のための洗浄の生産性が不足していた。
  • 生産能力製品の耐久性の課題があった。

やったこと

平成30年12月に養生シート自動洗浄装置を導入した。従来はクレーンで吊り上げ、人の手による高速洗浄を行っていた。装置導入により洗浄仕上がりが均一になった。当初の検証データどおり、コマシート5枚を洗浄する場合の人員は3名から2名に、洗浄時間は50分から30分になった。

新しい製品・サービス:ITを取り入れた養生シート自動洗浄装置による革新的な再生システム

事業の効果

  • 作業人員(コマシート5枚洗浄時) 3名→2名
  • 洗浄時間(コマシート5枚) 50分→30分

養生シート自動洗浄装置の導入により、洗浄の仕上がりが均一になった。洗浄に必要な人員と時間が減り、作業プロセスの改善効果は顕著である。革新的な再生システムにより自社ブランドの確立と全国への商圏拡大を図る。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均3.2 / 514観点のうち12観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    課題の認識と解決洗浄コスト・納期・品質の課題を挙げ、自動洗浄装置導入で作業を人員3名から2名、時間50分から30分へ改善している。
  • 4
    新しさ・高付加価値専門家が「ニッチ市場を確保している」と評価し、消波ブロック養生シート再生という限定分野で高付加価値化を図っている。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    過去からの港湾整備資材メーカーとしての事業転換と養生シート再生事業を継続し、同事業への投資として位置付けられている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    工事現場の高品質・タイムリー供給ニーズに対し、自社の再生事業と装置導入で応える構成になっている。

  • 課題の認識と解決4

    洗浄コスト・納期・品質の課題を挙げ、自動洗浄装置導入で作業を人員3名から2名、時間50分から30分へ改善している。

事業の実現可能性3.0
  • 付加価値・賃上げの目標3

    検証データに基づき5枚洗浄の人員と時間の削減が示され、目標の裏付けがある。ただし付加価値額や賃上げ目標の数値は見当たらない。

  • 事業を進める体制3

    社員26名で全国に支店・営業所を持ち、社長の多忙さも記載され、体制は一定程度確保されている。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    大手マリコンや全国の中小建設会社への商圏拡大が期待されると記載され、顧客ターゲットは示されている。

  • 事業化までの道筋3

    洗浄・乾燥工程の作業フロー改善や洗浄圧向上など今後の課題と解決の方向性が列挙されている。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性4.0
  • 新しさ・高付加価値4

    専門家が「ニッチ市場を確保している」と評価し、消波ブロック養生シート再生という限定分野で高付加価値化を図っている。

公的補助の必要性3.0
  • 波及効果・雇用3

    環境保全と資源の再利用、中小建設会社への波及が述べられ、公的支援の意義が読み取れる。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献3

    ITを取り入れた自動洗浄装置で再生システムを構築し、生産プロセスを改善する革新的な取組みである。

政策面3.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及3

    鹿児島を拠点に地域の港湾整備需要に応え、将来は東南アジア展開も視野に入れている。地域特性の活用が一定程度読み取れる。

今後の展望

洗浄・乾燥工程の作業フロー改善、洗浄圧の向上、乾燥工程の改善、装置の改修を進める。全社的には在庫管理システムの構築、自社特許商品の開発、東南アジア等海外事業の展開を図る。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。