高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
株式会社KOGEN
| 事業者名 | 株式会社KOGEN |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 薩摩川内市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,精密加工 |
| 従業員数 | 2人 |
| 資本金 | 100万円 |
| 設立 | 2016年 |
当社は鹿児島県薩摩川内市で金型や部品の小ロット生産を行っている。既存設備は同時5軸制御の性能を持つが、ソフトが簡易な3軸制御のみで能力を生かせなかった。国内では加工技術者の人材不足が深刻で、難易度の高い複雑形状部品を生産できる人材の育成が課題になっていた。
抱えていた課題
やったこと
数値制御支援設備hyperMILLを導入し、既存設備の5軸制御加工能力をフルに活用できるようにした。これにより2工程を集約し、段取り・加工時間を大幅に短縮した。面精度は3ランク向上し、今まで不可能だった高精度・複雑形状・高速加工が可能になった。併せて、大手試作開発市場への営業展開と高度加工技術者の育成体制を整えた。
hyperMILLの導入により、他社では加工が困難な付加価値の高い製品の引き合いが増えた。大手試作部門への取引ルートも開拓できた。生産性と品質が向上し、2019年3月期の売上は前年比で増加した。従業員1人当たりの平均賃金も上昇し、申請時の目標を達成した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
既存設備の5軸制御能力を活かす狙いは読めるが、過去の取組との連続性や経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
他社では加工が困難な高付加価値製品の引合いが増えたと書かれ、大手試作部門へのルートを開拓したとある。ただし市場分析や自社の強み・弱みの記述は薄い。
3軸対話ソフトしかなく5軸加工ができないという課題を明示し、hyperMILL導入で2工程集約・加工時間259%短縮と解決策を示している。
加工時間259%短縮、面精度3ランク向上、売上前年比15%増、平均賃金1.1%増といった数値目標と実績が示されている。
高度加工技術者の育成体制を整えるとあり、熟練工の雇用計画も書かれるが、従業員2名の規模に対する体制の具体性は薄い。
高精度・複雑・高速加工による大手試作開発市場への展開を示し、他社には無い多彩なノウハウを強みとして挙げている。
人材確保や3D測定装置導入などの今後の取組は書かれるが、中長期の検証や詳細なスケジュールは示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
同時5軸加工と複雑形状部品の高付加価値化に取り組むとあるが、ジャンルの普及度や高水準の位置付けの説明は乏しい。
人材不足問題への貢献を掲げるが、経済波及効果や雇用創出の規模など国が補助する理由の具体的な記述は少ない。
投資に対して売上15%増、加工時間259%短縮、面精度向上など生産性と付加価値の改善が数値で示されている。
公開情報では判断できません。
高度な5軸加工技術の確立が産業の高度化に通じる可能性はうかがえるが、構造転換への言及は明示されていない。
鹿児島県薩摩川内市の企業とあるが、地域特性を活かした付加価値創出や地域経済への牽引は具体的に書かれていない。
今後は納期対応のために熟練工を採用し、若年層の雇用育成計画を進める。検査の質を上げつつ検査時間を短縮するため、最新の3D測定装置と加工設備の導入を計画している。
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で連続高速遠心分離機「吟醸もろみ遠心分離方式上槽システム」を導入した。