高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
株式会社カムイ電子
| 事業者名 | 株式会社カムイ電子 |
|---|---|
| 所在地 | 北海道 登別市 |
| 業種 | 電子部品・デバイス・電子回路製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装 |
約9年前、親会社の業績不振により産業用電子機器メーカーが連鎖倒産し、その後カムイ電子が取引先からの声を受けて設立された。設立時は100社を超える取引先を抱えており、再開は待ったなしの状況だった。現在は電力制御機器、高性能ドライブレコーダーをはじめとするIoT機器、宇宙・防衛関係などの顧客に製品を提供している。
抱えていた課題
やったこと
本事業で高性能マウンタRS-1Rを導入し、0402・0201規格のチップサイズに対応できる基板実装ラインを構築した。RS-1Rは部品高さに合わせて認識センサが6段階に可変するヘッドを備え、実装精度を高めている。フィーダーはモーター駆動の電動式で低振動であり、吸着位置補助補正機能により部品紛失ゼロを目指している。
本事業の実施により、現時点で最小となる0201規格の電子部品に対応できるようになり、あらゆる基板ユニットの生産が可能となった。手作業での実装を大幅に削減でき、電子部品実装工程での実装可能枚数も増加した。作業効率が上がり作業時間が大幅に短縮され、実装精度も飛躍的に向上した。これにより高精度で高品質な製品を短時間で提供できるようになり、電力制御機器、IoT機器、宇宙・防衛関係などへの積極的な営業活動につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
既存の基板実装ラインに新しいRS-1Rを追加し、多品種少量生産を得意とする事業の延長として位置付けられている。
柔軟性・正確性・即応性で高く評価されていると書かれ、0201規格まで対応できる点を強みとして挙げている。
既存マウンタの老朽化による実装精度低下、サイクルタイムの抑制、不適合品の修正増加という課題を具体的に挙げている。
部品紛失ゼロという目標はあるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれておらず、わずかにうかがえる程度。
創業時に9名で再開したことは書かれているが、現在の人員や補助事業を遂行する体制の具体は書かれていない。
0201規格まで対応する必要性、多品種小ロットのニーズ、電力制御機器・IoT・宇宙防衛など顧客分野が明示されている。
中長期の課題検証や導入後のスケジュールは書かれておらず、次世代人材の育成という方向性がうかがえる程度。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
現時点で最小となる0201規格の部品に対応できるとあるが、一般的な普及度や価格面の高付加価値化については書かれていない。
地域に貢献し次世代人材を育てたいという記述はあるが、経済波及効果や雇用創出の具体的な根拠は書かれていない。
手作業の削減や作業時間の大幅短縮が述べられているが、投入額に対する数値的な費用対効果は示されていない。
電力制御機器やIoT機器などの取引先への供給に触れるが、先端デジタル技術によるサプライチェーンのイノベーションは書かれていない。
IoT機器や宇宙・防衛関係への供給が挙がるが、成長分野への進出による構造転換という位置付けは明示されていない。
北海道内有数の実装ラインを持ち、登別での事業と地域貢献を掲げているが、地域の雇用や成長への数値的効果は示されていない。
どんなに技術が進み、高度な設備による機械化が進んでも、扱う人間がいてこその技術
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%