回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
米鶴酒造株式会社
成果製造数量(1回あたり) 120本→700本
| 事業者名 | 米鶴酒造株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 山形県 高畠町 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,バイオ |
| 従業員数 | 20人 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 設立 | 1953年 |
米鶴酒造は日本酒・焼酎と関連商品を製造・販売しており、甘酒は注力商品である。甘酒の販売金額は年々増加傾向にあったが、2018年は製造量の限界から売上金額が頭打ちになっていた。引き合いが絶えない「まほろばの甘酒」の生産量拡大と品質向上が課題となっていた。甘酒は冷やして飲む通年商品として市場が拡大し続けており、とくに健康・美容志向の高い女性や若年層、情報感度の高い消費者層のニーズが高まっている。
抱えていた課題
やったこと
洗米機、パネルヒーター、糖化タンクの最新鋭機器3種を導入した。新しい洗米機により米クズや米ヌカを除去できる洗米が可能になった。パネルヒーターにより麹室の温度ムラがなくなり、より高品質な麹を安定的に造れるようになった。糖化タンクの導入により、手作業に頼っていた糖化工程の生産量を拡大した。「まほろばの甘酒」は山形県の酒造好適米「出羽燦々」を100%使用し、加熱殺菌処理を1回のみ行う製法を維持している。
| 加工機 | 洗米機 |
|---|---|
| その他 | パネルヒーター |
| その他 | 糖化タンク |
生産性向上の成果は社員の給与増加として還元され、地域経済の雇用創出と賃金上昇に資する取り組みとなっている。洗米と麹造りの改善により、より高品質な麹を安定的に造れるようになった。製造力が上がったことで市場のニーズに迅速に対応できるようになった。商品の品質の高さ、有力な酒販店との強力な供給体制、企画力を活かした酒の販路拡大事業を展開できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
甘酒は注力商品で販売金額も年々増加と書かれ、需要拡大に合わせた設備投資という位置づけは読み取れるが、経営戦略上の位置づけの詳細は薄い。
「出羽燦々」100%使用・加熱殺菌1回のみで出来立てのフレッシュさがあり、常に品薄という引き合いが強みとして具体的に書かれている。
生産量の限界で売上が頭打ちという課題を示し、製造量を1回120本から700本へ増やす数字で解決を示しており、高付加価値化につなげる計画が読み取れる。
製造数量が1回120本から700本へ増えると具体的な数字があるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
無添加や酒蔵の麹の希少性、健康・美容志向の女性や若年層といった顧客ターゲットとニーズの裏付けが具体的に書かれている。
実店舗拡大や国内EC販売を目指すとの方向性はあるが、スケジュールや課題の解決方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
甘酒市場は冷やして飲む通年商品として拡大中と書かれ、無添加・麹由来の甘みという同分野での高付加価値性も示されている。
社員の給与増加と地域の雇用創出・賃金上昇に資すると書かれているが、経済波及の規模や数値は示されていない。
製造数量が約6倍に増えると読めるが、補助金額に対する費用対効果の数字は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
甘酒市場が発酵食品人気や熱中症対策から拡大していると書かれているが、構造転換への言及は乏しい。
山形県の酒造好適米を使い、地域の酒蔵として地域経済に貢献する取組とは読めるが、地域特性と成長の関係は具体性が薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
「甘酒」の栄養価の高さ、無添加、酒蔵の麹の希少性、老若男女問わず楽しめることに焦点をあて、実店舗販売の拡大と国内EC販売での売上拡大を目指している。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日