しょうゆ多品種少量生産体制の構築
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
エコ和歌山株式会社
| 事業者名 | エコ和歌山株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 田辺市 |
| 業種 | その他の生活関連サービス業 |
| 技術分野 | 繊維加工 |
| 従業員数 | 25人 |
| 資本金 | 2.2億円 |
| 設立 | 1992年 |
和歌山県田辺市の産業・家庭排水処理業者は小規模な企業が多く、地域外の企業が参入する状況にあった。同地は下水道の普及率が低く、環境面への配慮も求められていた。1992年に前身のエコ和歌山協業組合が「地元の海や川は地元企業が責任を持って浄化すべき」という考えのもと設立された。売上の60~70%は浄化設備のメンテナンス業務が占め、得意先は一般個人宅から官公庁まで幅広い。
抱えていた課題
やったこと
紀北地域の特産品であるパイル織物を利用した排水処理システムの研究開発を進めた。ポリエステルとアクリル素材のパイル織物に微生物を付着させ、食物連鎖を活性化させて排水中の有機物を浄化する。2011年から2013年にかけて和歌山県みなべ町の梅加工工場の既存設備で実証実験を行い、イトミミズの仲間を付着させて生態系のバランスを整え、濃度が変化する排水を安定的に浄化できるシステムを作り上げた。今回の補助事業では、梅加工工場での実績をベースに油分が多い魚加工工場の排水に応用できる技術の開発を目指した。排水処理機械設備の製造のための材料購入費と技術協力を得るための研究委託費に補助金を充当し、通常業務の合間に試作開発を進めて排水処理システムの設置工事完了まで至った。
新しい製品・サービス:パイル織物を活用した排水処理システム(魚加工工場向けの応用版)
魚加工工場での排水処理システムの設置工事が完了し、現在は季節による水量・水質の変動について検証段階にある。今後は一年を通じたデータ収集と分析を行い、パイル織物の経年劣化や汚泥付着量の変化も中長期的に把握して製品レベルの向上を図る。梅加工工場の導入例では排水処理費用や薬品代・電気代などのランニングコスト低減にもつながっており、魚加工工場でも同程度の成果が期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
梅加工工場での実証実績をベースに魚加工工場へ応用する計画で、紀北のパイル織物の研究開発を続けてきた経緯が一貫して書かれている。
地元特産のパイル織物と研究開発力が強みと書かれ、食品工場排水への普及拡大も述べられるが、市場規模や競合との比較は示されていない。
小規模工場の導入コストが普及のネックと課題が認識され、低価格体制の構築を目指すとあるが、具体的な価格や手段は示されていない。
ランニングコスト削減の効果は梅加工工場で確認されたとあるが、付加価値額や賃上げにつながる数値目標は書かれていない。
社員25人で通常業務の合間に試作開発を進め、大学や県の工業技術センターとの協力も挙がっているが、事務処理体制の記述は薄い。
排水処理の顧客像として紀南地域の梅・魚加工会社が挙げられ、導入の理由として環境負荷とランニングコスト低減が示されている。
魚加工工場の排水データを一年間収集し、パイル織物の経年劣化も中長期で分析する計画とスケジュールの方向性が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
排水処理分野で県内有数の環境関連製品開発型企業とされ、2014年に技術開発で共同受賞したとあるが、高価格化の記述はない。
水質悪化の進む紀南地域の環境負荷軽減や、きれいな海を後世に残す公共性が述べられているが、経済波及や雇用数の記載はない。
梅加工工場で排水処理費用とランニングコストが削減されたとあるが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。
パイル織物による微生物の食物連鎖を用いた新しい排水処理システムで、地域資源を活かした技術革新が示されている。
公開情報では判断できません。
和歌山県紀北地域の特産品パイル織物を活かし、地元企業が地元の排水を浄化する地域密着型の事業であることが具体的に書かれている。
紀南地域の梅加工会社や魚加工会社に排水処理システムの提案を進め、小規模工場にも低価格で導入できる体制を構築して和歌山県内全域への普及を目指す。大学などの研究機関とも協働し、新たな製品アイデアを創出していきたいとしている。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
空気圧シリンダー部品は気密性を確保するため非常に高い加工精度が求められ、微細なキズがつかないよう材料搬入から納品まで厳密な管理が必要だった。
効果:1本あたりの加工時間 59分→13分
非接触3次元画像測定システムを導入した。
効果:接触型3次元測定機での測定箇所を極端に少なくでき、検査時間を飛躍的に短縮できた。