シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
阪和電子工業株式会社
| 事業者名 | 阪和電子工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 和歌山市 |
| 業種 | 電子部品・デバイス・電子回路製造業 |
| 技術分野 | 電子部品・デバイスの実装 |
| 従業員数 | 52人 |
| 資本金 | 2.2億円 |
創業当初は自動制御盤の開発とプリント基板のOEM製品の製造が中心だったため、先代からは自社製品を持ちたいという強い思いがあった。そこで静電気分野に着目し、静電気放電破壊検査装置(ESD関連製品)を手掛けてきた。静電破壊自動測定器の国内シェアは70%にのぼり、海外でも台湾企業での採用が相次いでいる。
抱えていた課題
やったこと
静電気可視化モニタの量産販売に向けて、性能面とデザイン性の向上を図り、ケース用の樹脂成形金型を新たに用意してモデルチェンジを行った。静電気の帯電量を見るための液晶画面を追加し、SDカードへのデータ転送機能を加えた。液晶画面では静電気の特性を色で表示でき(赤は+、青は-)、静電気量(電圧)も表示できる。連続データを保存できるため、時系列で静電気の動きを把握できる。デザイナーと打ち合わせを重ねて外観デザインを決め、スイッチの位置も変更したことで持ちやすくなり、手元の操作性も向上した。
新しい製品・サービス:静電気可視化モニタ(HSN-5008L)
静電気可視化モニタは、USB接続でPC画面による確認も可能になり、帯電部の見逃しを減らせるようになった。液晶画面と色表示により使いやすくなり、連続データの保存で時系列の把握もできるようになった。外観デザインの見直しで持ちやすさと操作性が向上した。販売開始から1年で約20台の販売実績があり、順調な滑り出しとなっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
創業時の自動制御盤・基板OEMから、先代の思いで自社製品を持つ流れが書かれており、ESD事業との一貫性がうかがえる。
ESD関連製品の国内シェア70%、台湾企業での採用など、市場での強みが数字つきで書かれている。
展示会での評価や販売会社からの改良要望など課題認識はあるが、高付加価値化や成長の計画としての記述は薄い。
販売開始1年で20台程度の実績はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
金型作り込みなど慣れない業務に時間がかかったとあり、量産体制を確立した経緯はあるが、人材や事務体制の詳細は薄い。
静電気を色と数値で視覚化する点や、帯電部の見逃し防止という顧客ニーズへの対応が具体的に書かれている。
販売拡大にWebや展示会、新販路の検討が挙げられているが、スケジュールや課題解決方法の具体性は薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
静電気の可視化は業界初とされ、同分野で高水準の付加価値化を図る製品であることが書かれている。
半導体の小型化に伴う静電気耐性低下という需要の背景はうかがえるが、国が補助する理由としての波及効果は書かれていない。
補助金額や付加価値増加の数値は書かれておらず、費用対効果を判断する材料は少ない。
USB接続やSDカードへのデータ保存など、デジタル化の要素はあるがサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
半導体・電子機器の小型化に伴う需要増という成長分野への進出がうかがえるが、構造転換への言及はない。
和歌山市の企業として関西ものづくり新撰2014に選定されたとあり、地域での評価はうかがえるが、雇用や地域経済への効果は書かれていない。
静電気可視化モニタの知名度向上を図るため、展示会出展やWebサイトの充実に取り組む。新たな販売ルートも検討する。本業のESD事業では、半導体の小型化に伴う需要増を背景に、国内外のメーカーへの攻勢を強める。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。
カラー塗装に代えて光学を活用した新しい成膜技術を開発した。