金型用圧縮バネ等の電着塗装化の試作と小型・多色対応可能な専用設備の開発
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
株式会社尾高工作所
成果ステンレス部品の油拭き取り作業時間(1クール、残業含む) 200時間→100時間
| 事業者名 | 株式会社尾高工作所 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 岩出市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 金属プレス加工 |
| 従業員数 | 50人 |
| 資本金 | 2.2億円 |
| 設立 | 1953年 |
1953年の創業以来、製造加工業のノウハウを活かして機械板金の受注を広げてきた。大手写真処理機メーカーからまとまった部品加工を請け負うなど、品質要求の高い大手企業からの受注もあり、品質レベルを高め続けてきた。精米機部品、医療機器関連部品、信号機部品など幅広い分野の機器部品を手掛け、製品設計の段階から得意先の細かい要望に応えている。
抱えていた課題
やったこと
切削加工後に油を除去する洗浄工程を自動化するため、ワンバス式全自動洗浄機を導入した。数ある洗浄機のなかでも操作が格段に優れ、「洗浄一乾燥」の精度が高い機種を選定した。社内からも要求の多かった設備で、作業環境の改善と作業効率の向上を図った。導入により、シンナーを扱う作業を機械に置き換えた。
新しい製品・サービス:自社製品のダストボックス(ゴミ箱)
全自動洗浄機の導入で従業員がシンナーに触れる機会がなくなり、作業負担が大幅に軽減した。洗浄工程の負担が減ったことで他工程に時間を使えるようになり、全社の労働時間短縮にも寄与している。洗浄効果が高く仕上げ面が美しくなり、最終製品の品質を高いレベルで安定させられた。得意先からの評判も上々で、追加費用なしに品質の高い製品を得られると好評である。短納期化にも貢献している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
大手写真処理機メーカーからの部品加工受注や設計から組立までの一貫生産など、事業の積み重ねは読めるが、洗浄機導入の経営戦略上の位置付けは明記されていない。
設計から組立まで自社一貫生産や他社にない機器の保有が強みとして書かれているが、市場動向との関係は触れられていない。
シンナー洗浄の手作業による負担と品質ムラという課題を認識し、全自動洗浄機導入で作業時間が200時間から100時間になったと具体的に示している。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、短納期化や品質向上の効果があったことのみ述べられている。
従業員に各工程の資格取得を奨励し対応工程の幅を広げていると書かれているが、補助事業の遂行体制の詳細は読み取れない。
品質レベルの向上を営業のセールスポイントとし、既存得意先に営業する方針が示されているが、顧客ターゲットの整理は薄い。
稼働時間の工夫による電気料金削減や有機溶剤使用量低減など、導入後の課題と対応が書かれている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ダストボックスの自社製品販売に注力し、独自の開閉方式を訴求すると書かれているが、高付加価値化の水準は数値で示されていない。
公開情報では判断できません。
1クール200時間から100時間へ作業時間が半減し、残業時間の削減と短納期化につながったと数字で示されている。
自動洗浄機の導入はあるが、先端的なデジタル技術や新しいビジネスモデルの活用は読み取れない。
公開情報では判断できません。
和歌山県岩出市の企業と住所が示されるが、地域の特性を活かした雇用創出や経済成長への言及はない。
洗浄機導入による品質の向上を売りに既存得意先へ営業を展開する。生産効率を高める設備の導入も視野に入れ、設計から組立までの一貫生産に磨きをかける。納期短縮の要望に応えるため従業員の資格取得を奨励し、内製化の質を高める。ダストボックスの販売にも注力し、Webサイトからの問い合わせを受注につなげたい。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
厚物用1本針ミシンをベースに、1本針と2本針を切り替えるスイッチ機能と送り機能などを改造した特別仕様のミシンを開発した。
効果:溶着幅 25mm→40mm
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。