サッシの金型レス生産ラインの構築による短納期化・多品種生産の実現
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
有限会社のさか
| 事業者名 | 有限会社のさか |
|---|---|
| 所在地 | 石川県 金沢市 |
| 業種 | なめし革・同製品・毛皮製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 50人 |
| 資本金 | 50万円 |
| 設立 | 1989年 |
平成の時代になり、労働集約型の靴産業は人件費の安い中国や東南アジアへ生産が移り、国内の製造・加工業者や周辺の材料業者が一挙に衰退した。現在は残った僅かな業者が細々と国内生産を支えている状況である。国内市場では少量多品種が求められ、国内での靴づくりは非常に難しいのが実情である。
抱えていた課題
やったこと
CADシステムと自動裁断機を導入し、靴の型紙作成、データ管理、革の裁断を社内で行う体制をつくった。自動裁断機ではスウェーデン鋼を使った刃を用いるため、抜型が不要になった。これにより抜型作成の時間と経費を削減できた。社内生産のスピードアップと、顧客の足型データなどの管理の一元化を実現した。
| ソフト | CADシステム |
|---|---|
| 加工機 | 自動裁断機 |
抜型が不要になり、抜型作成の時間と経費が削減された。社内生産のスピードが上がり、顧客の足型データなどの管理も一元化された。直営店での顧客ニーズに応じた少量多品種の生産を店頭での個人対応で実現し、顧客から高い評価を得ている。新製品や個人対応が浸透し、今期か来期の黒字化が見込まれている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成の靴産業の衰退を背景に、CADと自動裁断機で社内生産を行う方針が記載されており、取組の経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
少量多品種の国内需要と石川県の物流コストの不利が書かれ、店頭での顧客個別対応が強みとして示されているが、競争優位の定量的な裏付けは薄い。
課題として抜型作成の時間と経費、足型データの管理の分散が挙げられ、CADと自動裁断機で社内生産のスピードアップと一元化を実現すると示されている。
付加価値額や賃上げの目標値は示されておらず、黒字化の見込みが述べられるのみで、数値目標はうかがえない。
従業員50名、店頭での個人対応、直営店での生産を行っている現状は読み取れるが、補助事業を遂行する体制の詳細は書かれていない。
足元から健康をサポートする靴という得意分野と、顧客個人のオンリーワン商品という特徴が示されており、ターゲットの一端は読み取れる。
遂行方法やスケジュールは記載がなく、中長期の課題検証についても触れられていない。
資本金500千円と今期または来期の黒字化見込みは書かれているが、資金調達の見込みは記載されていない。
国内靴づくりが難しい中で少量多品種の顧客対応を行う点は読み取れるが、市場の普及度や高価格化の水準は具体的に書かれていない。
国内靴産業の衰退と周辺業者の減少が示され、国内生産の維持という観点はうかがえるが、経済波及効果や雇用創出の数値は書かれていない。
補助金額に対する付加価値増加や生産性向上の数値は示されておらず、費用対効果はうかがえるのみである。
CADシステムと自動裁断機の導入によるデータ一元化が示されており、デジタル技術の活用は読み取れるが、サプライチェーンへの貢献は書かれていない。
国内生産の維持は述べられているが、成長分野への進出や日本経済の構造転換への言及はうかがえない。
石川県金沢市を拠点とし地域の靴づくりを担う点は読み取れるが、地域の雇用や経済成長への効果は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今期あるいは来期には黒字化できる見込みである。
靴屋本来のあるべき姿を追求し、社会に貢献すること。
公式の事例集より(原文のまま)
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。