自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社ホーマ
成果溝加工と外形加工の工数 18日→5日
| 事業者名 | 株式会社ホーマ |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県 笛吹市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1978年 |
同社はファインセラミックスの切削加工を得意とし、半導体製造装置部品や人工透析機械のパイプなどを手がけている。ファインセラミックス加工を行う企業は全国でも少なく、全国の企業から製造依頼や相談が寄せられる。海外大手IT企業のスマートフォン電極チップ用部品も10年以上前から加工しており、製品シェアは100%とされている。
抱えていた課題
やったこと
完全内製化体制を構築するため、マシニングセンタを新たに導入し、製造工程をすべて内製化して一貫加工体制を確立した。熟練工の技術を分析し、素材や製品仕様に応じた刃の選択方法を文書化したうえで、刃の送り速度を数値化してマシニングセンタにプログラムした。これにより溝精度±10μm、形状精度±200μmでの加工が可能になった。2020年4月から完全内製化体制でのファインセラミックス製品の製造を開始した。
| 加工機 | マシニングセンタ |
|---|
製造工程を内製化して一貫加工体制を確立したことで、溝加工と外形加工の工数とリードタイムが大きく短縮された。単純な設備導入に頼らず熟練工の技術を数値化したことで、顧客の求める精度での安定供給が可能になった。その結果、既に新たな仕事の受注にも結び付いている。また熟練工の技術を継承できる形になり、若手技術者がマシニングセンタの操作を習得したことで、技術の幅が広がった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
父から経営を引き継いだ後、熟練工の技術を数値化し内製化を進めた経緯は読み取れるが、経営戦略上の明確な位置付けは記載が薄い。
ファインセラミックス加工を行う企業は全国でも少なく、製品シェア100%という強みが具体的に書かれている。
外注依存で製造リードタイムが20日だった課題に対し、マシニングセンタ導入で5日、全体7日へ短縮し、溝精度±10μmを実現と数値で示されている。
製造リードタイムを20日から7日に65%短縮できる生産体制の構築と、2020年4月の内製化開始が具体的に書かれている。
従業員10人のうち9人が技術者、うち6人が熟練工で、若手技術者がマシニングセンタ操作を習得したと書かれている。
半導体装置部品や人工透析機械のパイプなど用途は書かれるが、顧客ターゲットの整理や選ばれる理由の体系的な記述は薄い。
治具作成の負担や熟練工の技術の文書化・数値化、若手への継承が書かれているが、中長期の検証や進め方のスケジュールは薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
ファインセラミックス加工を行う企業は全国でも少なく、高い技術力で高精度製品を手掛けると書かれている。
半導体装置部品や人工透析機械のパイプ、人工衛星部品など社会的に重要な分野への供給が書かれるが、波及効果の記述は薄い。
リードタイム短縮や生産能力拡大の効果は数値で示されるが、補助金額に対する付加価値増加の記述はない。
マシニングセンタを使った切削加工技術の開発とデジタル化の取り組みがうかがえるが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
半導体市場の拡大に応える取組とあり、成長分野への進出がうかがえるが、構造転換への言及は乏しい。
山梨県笛吹市の地場企業として全国から依頼が来ると書かれるが、地域の雇用や成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後はマシニングセンタを使う仕事をさらに拡大していく計画である。
小さい会社ほど現場が大事、技術が大切なんです
公式の事例集より(原文のまま)
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
三菱電機製の高精度金型ワイヤー放電加工機「MV1200R」を導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分