回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社エイシンフォニー
成果塗料塗布の膜厚差(平均) 10㎛→5㎛
| 事業者名 | 株式会社エイシンフォニー |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 磐田市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 表面処理 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 2017年 |
株式会社エイシンフォニーは、自動車やトラックのライト、カーナビの枠、工作機械のコントローラー等の塗装を行う事業者で、電鋳治具や銅マスク治具などのマスキング治具を使った熟練技術者による高品質な塗装を強みとしている。近年は自動車内装品などの樹脂製品で、艶や光沢のある高度な塗装が求められる傾向があり、特にピアノブラック塗装の需要が高まっている。ピアノブラック塗装は膜厚に約10㎛の差が出ると表面に凹凸や歪みが目立つため、ほぼ全ての商品を手作業で塗装する同社では膜厚差が平均約10㎛生じており、取引先からの要望があってもピアノブラック塗装を実現できずにいた。
抱えていた課題
やったこと
旭サナック㈱製のスプレイ・トレーサー・テーブルパッケージと、川崎重工㈱製のスプレイトレーサー対応ロボット塗装装置を導入した。4台のカメラとスプレーガンに取り付けたセンサーで、熟練技術者が実際に塗装したスプレーガンの移動情報や噴霧量などの塗装条件を記録してデータ化し、ロボットに反映できるようにした。これにより、最も膜厚差が少ない製品を塗装したときの塗装情報をデータ化し、ロボットで再現できるようになった。導入したロボットが熟練技術者の動きを再現できるかを確認するテストでは、塗料塗布の膜厚差が平均10㎛から目標の平均5㎛以下を実現できた。ロボットによる塗装はクリーンルームで行うため、塵や埃の付着も減少した。
| その他 | スプレイ・トレーサー・テーブルパッケージ(旭サナック㈱製) |
|---|---|
| ロボット | スプレイトレーサー対応ロボット塗装装置(川崎重工㈱製) |
ロボット塗装の導入により、熟練技術者の塗装条件をデータ化してロボットで再現できるようになり、塗装精度が大きく改善した。塗料の膜厚差は平均10㎛から目標の5㎛以下を実現し、製品不良率は5%から2%に低下した。塗装工程の機械化によって品質の均一化、生産性の向上、技術向上による競争力強化の3点を達成した。その結果、取引先から要望のあったピアノブラック塗装を受注できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
自動車部品やカーナビ枠などの塗装を手がけ、ピアノブラック需要の高まりに合わせて設備導入した経緯が書かれており、既存の塗装事業との一貫性が読み取れる。
自動車内装など高度な塗装需要の拡大と、熟練技術者による高品質塗装という強みを踏まえ、ピアノブラック受注につなげた点が具体的に読み取れる。
膜厚差平均10㎛、不良発生率約5%という課題を明示し、ロボット塗装で平均5㎛以下、不良率2%に改善した経過が具体的に書かれている。
目標の平均5㎛以下と不良率低減が示され、テストで平均10㎛から目標を実現した結果が書かれており、実現性がうかがえる。付加価値額や賃上げの数値は書かれていない。
熟練技術者のデータ化や取引先からの要望は書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務体制についての記述はわずかである。
ピアノブラック塗装の需要増、取引先からの要望、膜厚差5㎛基準という顧客ニーズと選ばれる理由が整理されている。
テスト実施と量産体制確立の流れは書かれているが、中長期の検証や詳細なスケジュールは読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
ピアノブラック塗装は膜厚差5㎛以下が求められる高度な塗装で、受注可能になった点が高水準の付加価値化として具体的に読み取れる。
自動車部品や工作機械などの塗装需要に触れているが、経済波及や雇用創出など国が補助する積極的理由は書かれていない。
不良率5%から2%への低減や品質・生産性向上の成果は書かれているが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
カメラとセンサーで塗装条件を記録しデータ化する仕組みはあるが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は塗装技術の共有化や技術伝承を行い、高度な塗装技術による競争力強化によって、さらなる受注の拡大を目指す。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
カップ投入機を導入し、手作業で行っていた具材の充填から空になったカップの回収までの一連の工程を自動化した。
効果:作業員数 5名→2名