装飾用アルミ製品への多様なニーズに対応する表面処理加工技術の高度化
半自動アルマイトラインを稼働させ、純粋装置と超音波装置を取り付けて量産使用の目途を立てた。
磐田化学工業株式会社
成果スピクリの生産量 1倍→1.77倍
| 事業者名 | 磐田化学工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 磐田市 |
| 業種 | 化学工業 |
| 技術分野 | バイオ |
| 資本金 | 8,625万円 |
| 設立 | 1957年 |
同社は微生物を利用した発酵技術を用い、食品添加物や医薬品、工業用のクエン酸などの有機酸の販売と、粉末食品・飲料などの受託製造を行っている。界面活性剤は石油由来のものが主流で、発酵由来のものは機能性が高いものの大量生産の技術が確立されていない。同社は天然界面活性剤スピクリスポール酸を製造する世界唯一の企業であり、化粧品メーカーを中心に問い合わせが増えていた。
抱えていた課題
やったこと
発酵工程では、「恒温振とう培養器」等の設備一式を導入し、発酵条件(原料、酸素量、温度等)を見出したうえで、その環境を一定に保持できるようにした。精製工程では「多目的冷却遠心分離機」等を導入し、加熱・濾過の代替製法として「遠心分離→カラム精製」を用いて製品を製造するプロセスに一新した。さらに、導入した瓶詰機により生産性を向上させた。製造した試作品については、抗炎症作用や保湿性などの機能性について評価・検証を実施した。
| その他 | 恒温振とう培養器 |
|---|---|
| その他 | 多目的冷却遠心分離機 |
| その他 | 瓶詰機 |
新しい製品・サービス:新規生産プロセスで製造したスピクリスポール酸
新規プロセスにより、潜在的市場がある天然由来の界面活性剤スピクリスポール酸を従来より低価格で提供できる目途が立った。精製工程では本工程でのスピクリ回収率が目標値の75%を上回る81.9%に達し、実用化できる方法であることが確認できた。試作品は化粧品に使っても肌への負担が軽く、美白や保湿、抗炎症作用を期待できる高い機能性を有していることが確認できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
環境貢献型ものづくり企業を目指す取組の延長として新製法を開発したと読めるが、過去の取組との連続性を具体的に示す記述は少ない。
化粧品メーカーからの問い合わせ増加と、石油系界面活性剤より機能性が高い点、世界唯一の製造企業という強みが具体的に書かれている。
加熱・濾過の精製工程で回収率が低いという課題を認識し、カラム精製で回収率81.9%(目標75%超)を得た具体的な改善が書かれている。
生産量を従来の1.77倍にしたとの数値はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、実現可能性の判断は限定的。
事業の実施を担った開発室長の存在がうかがえるが、人材や事務処理体制の具体的な記述は見当たらない。
化粧品メーカーを中心とした引き合いと、美白・保湿・抗炎症作用という機能性で選ばれる理由が具体的に整理されている。
発酵条件の確立から精製工程の改修、試作品評価、受注獲得への営業活動までの流れは読めるが、スケジュールや期間の記載はない。
公開されている事例からは読み取れません。
天然界面活性剤は大量生産技術が未確立で製品化は数件のみとされ、同社は世界唯一の企業と記載されている。
化粧品や洗剤等で幅広く使われる界面活性剤の石油系からの置換という意義はうかがえるが、波及効果や雇用創出の記載は乏しい。
生産量1.77倍、回収率81.9%という数値はあるが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果の記述はない。
微生物発酵による天然素材の生産という新たな製法がうかがえるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
石油由来から天然由来への素材転換という方向性がうかがえるが、日本経済の構造転換に言及した記述はない。
静岡県磐田市の企業だが、地域の特性を活かした付加価値や地域経済への波及についての記述は見当たらない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
現在、国内外の大手化粧品メーカーを中心に引き合いがあり、サンプルを提供するなど受注獲得に向けた営業活動を行っている。天然界面活性剤の本格的な実用化に向け、さらなる改善を図っていく。
半自動アルマイトラインを稼働させ、純粋装置と超音波装置を取り付けて量産使用の目途を立てた。
日本国内での販売普及を目指す低コスト超小型電気自動車の試作開発に取り組んだ。
効果:ホイールベース100mmの延長に対し、最小旋回半径は0.45m短縮
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。