自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社影山鉄工所
成果1台あたりの溶接作業時間 3.5時間→1.75時間
| 事業者名 | 株式会社影山鉄工所 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 沼津市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,製造環境,接合・実装,機械制御 |
| 資本金 | 2億円 |
| 設立 | 1947年 |
株式会社影山鉄工所は、オフィスビル、倉庫、店舗等の建築鉄骨(鋼材の厚み6mm以上)を主に製造している。国土交通省認定のMグレード認定工場であり、静岡県東部地区でAW検定協議会認定工場は4社しか保有していない。地元に加え首都圏での取引が年々拡大傾向にあった。一方、建設業界では東京オリンピック後の需要が横ばいまたは減少すると予想され、自然災害の多い国では安全・安心な鉄骨造建築物への要求が厳しくなると想定されていた。
抱えていた課題
やったこと
柱大組立溶接ロボットシステムを導入し、1次柱の溶接をロボットで行う体制を整えた。柱の溶接面4面ごとに溶接して回転させる工程をロボットで自動化した。溶接内部の入熱を数値制御により正確にコントロールし、母材の靱性を保ち歪みの抑制を図った。法律で義務付けられている溶接産業用ロボットオペレーターの特別教育修了者を増員し、生産体制を強化した。
| ロボット | 柱大組立溶接ロボットシステム |
|---|
1次柱溶接の作業時間が大幅に短縮され、1日の出来高は従前の2台から5〜6台に増加した。ロボット溶接により製品精度や欠陥発生率が均一化され、高品質な製品を試作でき、溶接内部の欠陥も検出されなかった。生産性向上で生まれた付加価値を高度溶接技能者や工事施工管理者の人財育成に充てる体制を築いた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ICTを使った生産管理や過去の取組との連続性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。Hグレード工場への昇格を目指すとある。
首都圏での取引拡大や同社の生産能力を超えて発注を断るケースがあったことから、外部環境と強みの関係が読み取れる。
1次柱溶接がボトルネックと特定され、作業時間を3時間半〜4時間から1時間45分〜2時間に短縮、1日の出来高を2台から5〜6台にしたと数字で示されている。
出来高が2台から5〜6台、溶接作業時間が約半分に短縮など数値目標と結果が示され、付加価値の増加も明記されている。
溶接産業用ロボットオペレーターの特別教育修了者を増員し、生産体制を強化したとある。事務処理能力への言及はない。
均一な品質や欠陥の少なさは書かれているが、顧客ターゲットや選ばれる理由は整理されていない。
ロボット導入後に夜間の無人操業やクラウド型生産管理システムの開発に進む流れが段階的に示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
建築鉄骨の溶接分野で高品質化を図る内容だが、市場の普及度や認知度についての記述は少ない。
安全で安心な鉄骨造建築への需要や、公共工事への対応に言及があるが、波及効果や雇用創出の数値はない。
短縮時間と出来高の増加は具体的だが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
ICTを使った生産管理システムを独自開発し業界へ展開する意図がうかがえるが、サプライチェーンへの貢献は示されていない。
建設業界の需要変化への対応は書かれているが、日本経済の構造転換に資するとの記述はない。
静岡県東部地区でAW検定認定工場が4社のみという地域での位置付けがあるが、地域経済の牽引に関する記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
2021年にHグレード認定の取得を予定している。今回の事業で構築した生産体制を基盤に夜間の無人操業を開始し、ICTを活用した鉄骨の生産工程を管理・可視化するクラウドシステムを独自に開発した。さらなる生産性向上と人財育成により、高付加価値な企業体質を目指している。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業でシーツローラー乾燥機(アイロナー)を導入した。
効果:乾燥時間 1,440分→15分