回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
金田工業株式会社
| 事業者名 | 金田工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 浜松市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 資本金 | 4,500万円 |
| 設立 | 1949年 |
同社は昭和24年に設立された自動車部品メーカーで、四輪車・二輪車向けのトランスミッション用シャフトや建機向けシャフトを主力製品としている。取引先とは設計段階から共同開発に携わるなど長年の信頼関係を築き、冷間鍛造技術により製造工程を自社内で一貫して完結できる体制を持つ。一方、CO2削減や燃費向上の流れを受けてHEV・EVなど電動車の需要が急速に拡大し、同社にも電動車向けシャフトの増産要請が高まっていた。
抱えていた課題
やったこと
本事業では、ロボットハンドにエアーブロー清掃機構を組み込んだ自動搬送装置を開発し、シャフト加工から搬送までの一連工程を自動化した。これまで人手で行っていた着脱作業を2台の6軸多関節ロボットに置き換え、自動着脱と搬送を実現して生産ライン全体の効率化を図った。加工時に発生した切粉は自動エアー清掃機構によって確実に除去できるようにした。搬送装置のサイクルタイムは目標の23秒を下回る水準に達した。
| ロボット | エアーブロー清掃機構を備えたロボットハンドによる自動搬送装置 |
|---|---|
| ロボット | 6軸多関節ロボット(2台) |
自動化により、従来3交代で配置していた人員を夜間を含む自動稼働に置き換え、ほぼ無人での連続運転を実現した。軸キズの発生率が大幅に低下し、不良率は約76%減少して製品品質の安定化と信頼性の向上につながった。生産ライン全体の稼働が安定したことで納期の遅延が減り、安定した供給体制を確立した。作業者の負担軽減と人員配置の最適化にも大きく貢献した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
手作業の着脱と切粉除去の課題を自動化で解消する流れが書かれ、取引先との共同開発や長年の信頼関係が背景として記載されている。
冷間鍛造や高い寸法精度など自社の強みが書かれ、取引先から高評価を受けている点が示されているが、市場動向との関係は触れられていない。
生産能力1日1,000本が限界で2,000本への増産が求められていたという課題に対し、ロボット2台による自動搬送で対応したと数字つきで書かれている。
サイクルタイム23秒を下回り不良率約76%減少、夜間含む連続運転を実現したと数値で成果が示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
取り組みを進めた体制として、人員配置の最適化は触れられているが、事務処理能力や補助事業の遂行体制についての記載は少ない。
取引先からの品質・納期の評価や電動車需要の拡大は書かれているが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は限定的である。
取組の開発・導入の流れと今後の他製品ラインへの展開が書かれているが、スケジュールや課題解決の方法の詳細は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
電動車向けシャフトは需要拡大の分野と書かれているが、同分野での高付加価値化・高価格化についての記述は薄い。
CO2削減や燃費向上の世界的な流れと電動車需要の拡大がうかがえるが、国が補助する理由としての波及効果や雇用創出の記載は少ない。
不良率約76%減少や稼働率向上など効果は書かれているが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は示されていない。
自動化技術を他製品ラインへ展開する方針はあるが、先端デジタル技術やサプライチェーンへの貢献についての記述は限定的である。
電動車市場の拡大と国際競争力の強化に触れられており、成長分野への進出の方向性がうかがえる。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は拡大が見込まれる電動車市場に対応するため、増産体制をさらに強化するとともに、今回の自動化技術を他製品ラインへ展開し、品質の持続的な向上と国際競争力の強化を図る計画である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
カップ投入機を導入し、手作業で行っていた具材の充填から空になったカップの回収までの一連の工程を自動化した。
効果:作業員数 5名→2名