回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
林フォーム工業株式会社
成果営業見積もりが最短1時間でできるようになった
| 事業者名 | 林フォーム工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県 |
| 業種 | プラスチック製品製造業(別掲を除く) |
| 技術分野 | 情報処理,立体造形 |
当社は発泡スチロールの裁断加工や発泡樹脂およびテープ類の販売を行っている。建築用の断熱材や土木用の上げ材としての発泡スチロールを、一定の大きさに切断する加工が主であったが、大量生産でしか利益を確保しにくい事業であった。近年は切削加工の依頼が増えており、切断の次の工程として製品の形に加工する需要が伸びていた。
抱えていた課題
やったこと
小型精密NCルータマシン(NCN8200)を導入し、X軸・Y軸・Z軸を制御して発泡スチロールを切削する設備を構築した。設備の立上げ時に2名の担当者にCAD講習を受講させ、設計者2名が対応できるようにした。設計者に共通の製図を使った教育を行い、共通の技術で設計できるようにした。設計データを取り込み、加工サイズと工程の生産時間を算出して営業見積もりを最短1時間で出せる仕組みを構築した。
| 加工機 | 小型精密NCルータマシン NCN8200 |
|---|---|
| 検査測定 | オンラインカメラ |
切削加工を内製化したことで、協力会社への依存を減らし、製造リードタイムの短縮と費用の試算を行う仕組みができた。設計者を増やしたことで設計待ちが改善し、共通の製図教育により誰でも同じ技術で設計できるようになった。設計データから加工サイズと生産時間を算出して見積もりを最短1時間で出せるようになり、価格の不安定さが解消に向かった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の切断加工から切削加工へ移行し内製化する流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
切断は大量生産でしか利益を確保しにくいと記載があり、切削加工の需要増を捉えた点はうかがえるが、競争優位の具体的根拠は薄い。
納期遅延、技術の属人化、価格のばらつきという3つの課題を挙げ、それぞれに対応策を示しており、課題認識と解決方法が具体的。
付加価値額や賃上げの数値目標は記載が見当たらず、目標値の実現可能性は読み取れない。
設立時に担当者2名へCAD講習を受講させ設計者2名体制にしたと具体的に記載されており、遂行体制が読み取れる。
協力会社への依存を減らし内製化する意図は読み取れるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
設計者教育、設計データからの加工サイズと工程時間の算出など解決手段は記載されているが、スケジュールの明示は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
発泡スチロールの切削加工は依頼が増えているとあるが、普及度や高水準の高付加価値化の程度は明確ではない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
小型精密NCルータとCAD連携による見積算出を導入したが、地域やサプライチェーンへの波及は記載されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
発泡スチロールの裁断から切削への転換は読み取れるが、地域特性や雇用創出への言及はない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
既存の加工工程を検討し、工程集約と加工時間短縮を図るとともに、最小の人数で機械を長時間無人稼働させる方針を立てた。
効果:工程数 6工程→2工程
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程