吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
京美染色株式会社
成果当社の売上高に占めるインクジェット染色生地の割合は約50%に増えた。
| 事業者名 | 京美染色株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 京都市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | デザイン |
| 従業員数 | 19人 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 1939年 |
1939年に京友禅染工場として創業し、留袖・小紋など和装用の捺染をメインとしてきた。2000年に同業他社に先駆けてデジタルプリントシステムを導入した。取引では生地問屋を介さずアパレルメーカーと直接取引する流れが増え、顧客やデザイナーから色の要望を直接強く受けるようになっていた。
抱えていた課題
やったこと
テキスタイル用インクジェットプリンター(コニカミノルタ製ナッセンジャーPRO120)を導入した。当社が20年にわたり培ってきた独自色設定ノウハウと、新規導入したテキスタイル専用カラーマネジメントソフトを融合させた。前処理工程で生地にのりや助剤を施す独自技術と手捺染職人の色再現技術を組み合わせ、機械、ソフト、手作業工程の3つを一体で運用した。
| 加工機 | コニカミノルタ製テキスタイル用インクジェットプリンター(ナッセンジャーPRO120) |
|---|---|
| ソフト | テキスタイル専用カラーマネジメントソフト |
補助事業で導入した最新インクジェットプリンターにより、顧客の細かい色ニーズに応えられるようになり、当社の評価につながった。顧客からは色の再現や厚手生地へのプリントの品質を評価する声が上がっている。短納期・小ロットにも対応できるようになり、和装メーカー以外のSPAアパレルからの受注も増えた。技術の組み合わせにより、同じ設備を導入しただけの他社にはできない色のプリントが可能になり、競争力の源泉となっている。
和装だけでなく幅広い得意先を持つこと、BtoCの売上比率を伸ばすことが必要と考えている。自社ブランド製品などで製造工程の内製化を進め、OEM取引を含め海外への販路を開拓することを考えている。従業員の「テキスタイルが好き」を刺激し、製品の魅力で当社の価値を広めていく方針。
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円