木材加工革新的新技術機械導入による生産性向上及び加工技術向上計画
羽柄材を加工する高速羽柄三次元切断機を導入した。
効果:筋違い加工の所要時間 4時間→3.25時間
サンプラスチックス株式会社
成果倉庫業務の人数 4名→2名
| 事業者名 | サンプラスチックス株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 相楽郡精華町 |
| 業種 | プラスチック製品製造業(別掲を除く) |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 73人 |
| 資本金 | 5.25億円 |
| 設立 | 1957年 |
当社はヨーグルトやマーガリンなどの食品用容器や、医療用の試験管・検査カップなどのプラスチック容器を製造しており、現在は24時間稼働で1日200万個を生産できる体制を築いている。「作業」は機械化や外注化し、開発など創造性が求められる「仕事」に人材を集中する方針をとっている。平成25・26・27・29年の補正事業も活用して工場のFA化を進め、生産性向上と衛生環境の維持で顧客の信頼を得てきた。一方で倉庫内は人力作業が残り、作業員の確保と作業能力の強化が課題となっていた。
抱えていた課題
やったこと
倉庫業務は昼間に製品の出荷と資材の受入れ・入庫を行い、夜間に生産された製品のパレット積み収納と生産機械への資材投入を行っている。製品の収納をロボットで行う無人搬送システムを導入し、夜間の収納作業を無人化した。本システムは主にセンサー付きフォークリフト、制御機、位置補正用マグネットで構成され、フォークリフトのセンサーが方位データと走行距離データから位置を算出し、倉庫内の位置情報を参照して走行経路を決める。ラック間の通路幅は通常の3mに対して2mで設計し、既存レイアウトを改修せずに使えるよう3ウェイフォークリフトを導入した。フォークは180度旋回し、正面と左右の3方向から荷物を積み降ろしできる。パレットは3段積みで収納し、導入当初は荷積みの状態が悪くセンサーが反応せず一晩停止したり、収納場所を誤ったりするエラーが発生したため、ログを確認して原因を探り、昼間の製品の受け渡し方法や手順を見直した。
| ロボット | 無人搬送システム |
|---|---|
| その他 | 3ウェイフォークリフト |
夜間の収納作業を無人搬送システムで完全無人化し、夜間シフトの人手不足を解消した。倉庫業務の人数を4名から2名に減らし、採用コストも削減できた。今後製品の増産があっても人員を増やさずフォークリフトの追加で対応でき、体制を柔軟に組めるようになった。処理能力が把握できて業務量の適正化や処理方法の改善が進み、引継ぎ情報が確実に伝わって現場の混乱もなくなった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の製造FA化の取組(産業用ロボット・自動検査)との延長で倉庫の無人化に取り組んだと読めるが、位置づけは簡潔である。
受注増加と夜間人員不足という外部・内部の状況は書かれているが、競争優位性への言及は乏しい。
夜間作業員の採用コストが2割増、倉庫業務を4名から2名に削減など、課題と効果が数字で示され、実効性が読み取れる。
夜間無人化による倉庫人員4名から2名への削減、24時間体制での1日200万個生産など、具体的な目標と実績が示されている。
社内でFA化を継続的に進めてきた実績や、導入後のプログラミング・ログ確認による運用見直しは読めるが、体制の詳細は少ない。
顧客からの信頼や衛生環境維持は書かれているが、製品の選ばれる理由の整理は限定的である。
導入時のエラーをログ確認と人の作業手順見直しで解決した経緯や、今後の出荷作業への展開計画が具体的に書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
既存レイアウトを改修せず狭い2m通路で活用する工夫はうかがえるが、高付加価値化や高価格化の記述はない。
人手不足解消や柔軟な増産体制という地域的な意義はうかがえるが、経済波及効果への記述は乏しい。
採用コストの削減や倉庫人数の半減、増産時もフォークリフト追加で対応できる点など、費用対効果を示す事実が書かれている。
無人搬送システムという先端技術の活用は書かれているが、サプライチェーン全体への貢献は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
京都府精華町の立地は書かれているが、地域の特性を活かした経済成長への言及は少ない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
無人搬送システムは今後、昼間に行っている出荷作業にも活用する予定である。生産設備への資材投入の自動化など機械化をさらに進め、最終的には人がいなくても稼働できる工場づくりを進めていく予定である。
羽柄材を加工する高速羽柄三次元切断機を導入した。
効果:筋違い加工の所要時間 4時間→3.25時間
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
納品物量の増加に対応するため組み立て式冷蔵庫を導入し、納品収納に余裕を持たせるとともに、物の定位置化により物を探す時間を省いた。
効果:導入前後の作業時間・人件費を比較し、月間75万円の削減効果が確認できた。